2015年02月27日

「共同幻想」適応選択保守が安易とかまったくないので

時に現代社会の『共同幻想』崩壊を随分と話してきたので、あたかも『共同幻想』なるものは(司司で文明化により時代が迷信などと破壊してきた経緯のように)壊れるべき内容も無い幻想であるかのように誤解される方もいらっしゃるかもなので、ここ説明しておきます。

社会学的には幻想論の幻想たる所以ですが、原始宗教などもそうであったように識字率すら低かった時代にある概念を不特定多数に普及させようと思えば、その根拠となる学術的専門性をいちいち説明することは逆効果になります。
所謂「話をわかりやすくする」って概念(時に久米宏が言った「中学生にでもわかるように」も同義)の極致なんですが、
この「話の省略や誇張や意図的神話性の付与」←こいつが幻想論の幻想部分のコアです。
とても典型的な事例を親子の会話であげると、
「何をしているの、ライターでいたずらしちゃダメじゃない」
「どうして」
「神様が許しませんよ」
 ↑↓
『神は人類に火をもてあそぶ事を禁じた』←なんてドグマになったりする。

ただし、確信犯的保守思想論なんて(前述の社会学的分析ではなく)個人の自我論となれば全然話は別になるのです。
通常前述の神話・幻想部分は『反抗期の現実アップデート』により「合理的再選択」されます。
(なんちゅうかその都度当人にとって「こういうことかな」みたいな理屈により補強され現実論として取り込まれる。←或いはアップデート時に間違いであると否定され代替概念(オルタナ)と差し替えられる。)
で、それらの各種概念が「社会的な周知を求められている権威性のもの」が「共同幻想」であり、まるであたかもそのまんま幻想という意味ではありません。事の始まりがトンデモSFやオカルトみたいな話だったりする文脈の全体が幻想なワケです。
更に重要なことは「既に誰が言いだしっぺなのかわからないのだが、最初に”話をわかりやすくしちゃった人”はぶっちゃけ本気出して論理的哲学的学術的に何を根拠にその発言に至ったのかが説明されていない」→各人の再選択は「言うならば現場解釈」に過ぎず「幻想であるからそれは広く社会に普及するが、確信的論議となると専門性が高く”わかりにくい専門業界の話”のようになるので、それは広く普及しない。」=構造的にそれが普遍性を持つことが無い=幻想となるのです。

で、幻想ではありつつも「歌舞伎界や相撲の角界」のように当該社会が専門性をもつ小集団の場合、構造的にその幻想性は後退し現実性の高い「保守哲学思想」のような傾向が強くなります。
文化伝統のような具体的「過去範例(判例)」も多くなり、神学的に幻想論の反対側を担当する学問みたいな在り方も成立します。
その権威性も「当該社会の社会的権威のような軽薄なもでは”無く”先祖・先人を絶対的権威とする文化伝承主義」のような体裁になってくるワケです。

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posted by kagewari at 21:53 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月20日

計量できないフリーエコノミーのGNP

先進国の潜在的国力を測るバロメーターのひとつがフリーエコノミーの水準にあるのであって、たとえばの話ビジネスモデル化可能な”その一部”だけを切り取ってみてもその活動を「赤字の広告代理店業」みたいに考えれば莫大な生産力を誇ることになり、事の発端となる90年代のフリーのブラウザ開発やその後のgoogleの存在にしても「偶然ビジネスモデルと接点のある業態だった」ぐらいのもので、現在web上で検索可能なフリーの情報やアクセスをベースにして語られる市場調査的な統計資料は莫大なものであり、おおよそ20世紀の紙媒体の情報量を10年スケールで凌駕しているだと思う。
何の話だったか忘れたけれど、フリーエコノミーの端緒は何もIT時代の到来前から存在していたのであり、紙媒体時代の企業や大学などの研究資料や設計図など、当時陽の目を浴びなかった情報をひたすら掘り起こしてクラウド的に集約しようかって動きを見せているところもあるらしい(現代なら実用可能なものもあるかもとして「宝の山」ロストテクノロジー扱いされている)。
何分にも昭和の時代は脚光浴びることの無かった研究や設計図は「フリーエコノミーのインフラ不足」により破棄し忘れ去られていくだけだったからだ。

逆に言えば、ことこの部分現代社会においてそれはサルベージ機能じゃないけれど、何かあればそれはwebのどこかに記録されており、そのキーワードを検索する行為に利用可能が残されるという膨大な蓄積が山積みとなっている。
この場合、昭和の事例ってのはまたぞろその判断を権威性認知などにより(有用性の判断などなど)『共同幻想(貨幣経済も含む)』の枠内で行えば紙媒体時代のロストテクノロジーって話を蒸し返すだけなので、「それは個人の自由をベースにした貨幣価値判断と無関係な判断」による作業でなければならず、フリーエコノミーが盛んであればあるほど余計にGDPやGNPみたいなものでそれを計量する事ができない。
フランス革命時代から夢見られた集合知のようなものとは実はかけ離れたところにフリーエコノミーは存在しており(多様性が大きくなればなるほどそりゃカオス状になるから)、あくまでその価値の実存や実効性は「それを観測・観察(検索)する人の意思」により発現するだけなので、逆に言えば発明や情報が固有に普遍的価値を(権威性有用性みたいな形で)証明する必要が無い。
計量できない普遍的価値があるのは実存性で説明する必要が無いだけで、常に「観察者により発現する」ものだからだ。

ことほど左様に、この計量できない知的資産とも言うべき現象は『共同幻想』普及のバロメーターとなる社会適応率と反比例する関係にあるため、「メジャーカルチャーVSサブカル論(極端な話ダメ人間的なニートや貧困層みたいな”サブ階層”が盛んなほうがサブカルは繁栄する)」みたいな構図にあり、
社会学的に言えば、『共同幻想』崩壊による「社会適応を条件としないネットワークの模索」というような状況の到来を招いているワケだ。
時にSNSのように閉鎖的コミュニティーがどこかしこに存在する事があるように、『共同幻想』を完膚なきまでに破壊され尽くすとういうような事は無く(言うならば「社会的歩留まり」)、それは住み分け論的に「『単独者化』が制限されない」というような方向に収斂するのかしらと思うのだが、
場合によっちゃ地球外生命体が存在した場合、この現象は「統合されて無いだけでひとつの知的生命」と分類する可能性もあるのであってさ(フリーエコノミーに関しては実存論とは別個だから)、
ひょっとすれば「実存主義」と「フリーエコノミー論」ってのはどこかしかで対立・相克関係にあるのかも知れないのだが(ここはそもそも「実損主義」が不条理により証明されるってな逆バラドックスを仕込んでいるからなのだけれど)、少なくとも以下のようなだ、
 ↓
ハッカー集団アノニマスがISILメンバーのメールアドレスやTwitter・Facebookなどを大公開!
http://gogotsu.com/archives/4169
この集団は下手すっとどこやらの正規軍におけるサイバー部隊さながらの戦闘力を有しているようなもので、仮にそれが軍隊として国家運営なら予算ナンボよって話ですわ。

開閉経済でカウントされないが、間違いなくフリーエコノミーは存在しており、
昨今先進国の消費行動などの情報源として、フリーエコノミー系情報の利用は不可欠な存在になっており(いったい現代社会の流通にどれだけの関係性があるのか不明だが莫大な影響力を持っている)、
経済政策を語る場合に、フリーエコノミー的活動が全く眼中に無いなんてのはあり得ないワケです。
(広く言えば「需要サイドのバックグラウンド」みたいな分類かもだけど)
更に、このセクターの活性化というのは旧来の経済学とは相矛盾する部分があるため、いかにも単純な発想の「経済成長政策」ではカバーできない。
(ここは失業対策みたいな単一政策だと、ノマドやスローワーカーみたいな概念をカバーできないのと同じ。極論ニートもフリーワーカーみたいな概念で計量できない生産活動を行っているというとこがポイント。)
先進国の経済学はここいら辺の取り込みにチャンレジしていかないと”現実”との乖離が促進するばかりになってしまう。勿論ここで語られる”現実”というのは「実体経済そのもの」である。


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posted by kagewari at 19:20 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月09日

うーんリベラル派は分が悪いよこりゃ

勿論小沢関連報道の時代から岩上氏を私は応援しておりますが、
この辺関係の話は違うかな〜と思います。
岩上安身氏らが声明「自粛という名の翼賛体制に抗する」
http://www.alterna.co.jp/14532

岩上氏はロシア取材などで知られる優れたフリージャーナリストですが事実認定に誤解があるように思うんですよ。
的が外れちゃっているから、、、
記事一部引用しますと
現政権の施策・行動を批判することを自粛する空気が国会議員、マスメディアから日本社会までをも支配しつつあることに、重大な危惧を憶えざるを得ない」

「空気を批判されても、、」
仮にですよ?「安部政権は何故自衛隊の派遣を命じないのか」という批判であれば、反応は違った空気になるでしょう。
結局昨今(岩上氏は左翼インテリ系では無いと私思ってますが)左翼系の論点はその『共同幻想』の反動から現実から乖離しちゃっているきらいがあると思います。
私は個人的に小沢ファンですが、麻生氏や小泉政権や安部氏に一定の評価というか所謂亀井氏的に悪者認知はしていません(勿論亀井氏も好きですが)、むしろ米国ジャンパンハンドラーがガチで著しいのは民主党の右派であって(なんとか塾のみなさん)、謀略史観であたかも安部政権を悪い人達みたいに見ちゃっていることを岩上氏は見落としておるのじゃないかと思うのです。
確かに阿部政権の沖縄知事への対応など随分酷いものだと思いますが、
「会っても何も言えない」のは確かなので、そもそも知事が陳情に上京しちゃうのがピントズレている気もしますし(沖縄知事はヒラリーや米軍幹部に会いに行くほうが建設的では無いでしょうか)、
ジャーナリズムにはそういう視点というか報道を期待しているんです。
今の左翼系メディアが酷いこじ付けから安部政権批判を時折やらかしているのが事実なので(なんちゃってステーションにおける日本全国の倒産件数は減っているのに、そこは報道せずに「円安倒産が増えただけ報道する報道」が最たるものかと)、「あなたもそっちのトンチンカンなの?」と思われる可能性には慎重であるべきなんです。
(※ちなみにTPPも原発も安部政権は当時の民主右派よりうまく対処していると思いますぜ。原発再稼動がらみなんて電力労連がらみの民主党のほうがよっぽど信用できなかった。)

■仮にですよ?
先日のISIS関係の事例において、実際報道の現場でもジャーナリスト後藤さんの話は随分と心配もされ報道されたけれども、湯川さんの扱いの落差って半端なかったですよね。
そこを岩上氏に対して何か指摘する意図ありませんが、
今回の人質事件の本質が「湯川さんの拉致」にあったのは誰の目にも明らかです。
そこに後藤氏の戦争に被災する市民への報道とかの姿勢は「全く関係が無く、想像するに後藤氏は個人的思いから(湯川はまた何をやっているんだ的に)」突っ込んでしまったのだろうと想像できますから、今回の後藤氏のISIS支配地域への侵入はぶっちゃけ報道目的ではありません。
そしてご存知のとおり、湯川氏はどちらかと言えば後藤氏が所属している政治姿勢と”間逆の人”です。湯川氏は日本国内の右翼フィクサーみたいな人と関係しつつ日本法人向けの傭兵部隊設立を目指していたのでありますから、えーっとなんというか、、、。
この状況で、どうやらISISに拉致されているらしいと官邸が掌握していたとしても、
「ISISに対抗すべく傭兵部隊設立を目論む右翼と、個人的に彼を救出にいこうとした人」なのであり、ジャーナリストを返すようにって話でもありませんし(この時の後藤さんの立場は報道目的ではなかったのでジャーナリストでは無く個人だったのだかから)。
官邸はISISの日本語理解力も掌握していなかったでしょうから「ISIS的にこれはどういう扱いになるんだろ」の理解として、何か中東訪問時にテロとの戦いを遠慮がちに表明するとどこか有利になる事があるだろうかって考える余地あるだろうかって、疑問なんですよ(そもそもこの拉致はISISのテロと無関係な湯川氏の個人的傭兵軍事組織設立のなんとかと、何やってのお前って彼を個人的に知る個人の話なので、、)。

事件の中心は「日本の右翼急進派が地元に傭兵軍事組織設立のために銃を持って突撃している」って話なのであり、ぶっちゃけ(拉致した側のISISにとっても)後藤さんの報道姿勢はなんら関係が無いのです。(後藤氏のISIS支配地域侵入も報道目的では無いのだから。)
以前、後藤氏は別の地元武装組織に湯川氏が拉致された時に(想像するに)「もうね全然実現性の無い話で、中二病のちょっとどうかした男で米国のスパイとか笑っちゃうぐらいあり得ない男なので勘弁してやってくれ」とぶっちゃけ説明したら「なんだ驚かすなよちゃんと注意しておけ」と返してくれたって過去があるものだからISISにも話せばわかるだろうって気持ちあったと思うのですが、
後藤氏が著名なジャーナリストだったために後藤氏の拉致はISISには今回別の意味になったのであり。
中東訪問前の官邸に何をしろと?

どうしても安部政権への批判ポイントを挙げるとすれば、
(私は個人的に人質の解放しないと自衛隊は個別自衛権を発動すると宣言して現地に到着するまで3週間かかりそうな護衛艦の1隻でも出動指示するのが交渉材料なると思っていましたので)タフネゴシエーターとしてISISを混乱させるような高等戦術は無いかと考えた場合「到底人質解放までに間に合わない護衛艦の出動」だと思いますが、、、←するべきとかじゃくて「やるとすんなら」よ(ISISがこの事件を原因を安部政権の2億ドル演説って話にしちゃったから)。
あるいはこれは司法の問題なので、捜査官としてSATを現地に派遣し「テロリストを現地に入ってでも逮捕します」だとか。
うーん、これも湯川氏の行動考えると(外国人が武装して侵入してくるのだから)これだけでどこの国でも国境警備隊に撃たれても文句言えない気もするので、、(普通に湯川氏は逮捕されておかしく無い行動している上に、日本国内で同じことしていたら一発で銃刀法違反だし、、)
何か今回の事件を見るにあたって安部政権が日本の軍国主義化にまい進しているかのような認識は「ぶっちゃけ完全な間違い」だと思いますよ。
(政権がこの時連呼してきたのは「日本の人道支援・日本のできることは人道支援に限られる」だったのですから。)
安部政権批判としてこの辺的を得た対応していたのは先日の選挙局後の池上氏でしょう。盛んに安部首相に「選挙の争点とせず憲法改正をトーンダウンさせたのか」と突っ込んで気色ばんだ安部氏が「勿論憲法改正はこの政権にとって最優先課題」とコメント引き出したとかは秀逸だと思う。

■てかさ、最も批判すべきは、今回事件の主人公が湯川氏であったにも関わらず、
殊更に著名ジャーナリストの拉致誘拐みたいなもって行き方した報道の側じゃないですか?
メディアの湯川氏親族への扱いってか、なんか随分だったと思うぞ。
なんかさ命の価値にあたかも差があるかのようでさ、
SNSの連中もなんで誰一人「アイアム湯川」がいネーんだっての。
この現実認知の転倒を真に受けて「拉致されたジャーナリストがいるのに政権の対応がおかしいのではないか」って言い出すとさ、現実との乖離が二倍増しになってますよ。
(この事件はジャーナリストの拉致誘拐では無く、右翼の友人を個人的立場で救出にいった人物が偶然著名なジャーナリストだった事件なのですから。)
この辺のトンチンカンな現実認知で話進められると、ISISだって困ると思うんだが。


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posted by kagewari at 18:27 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月08日

国際問題としてはウクライナが危険な水準に

どんどんヤバイ展開になってます。
ウクライナ大統領、NATO加盟国に武器供与を要請
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0L903B20150205

これに対して米国は武器供与も検討始めているらしく(交渉前提のブラフなのかも知れませんが、、昨今の米国見ているとブラフだろと言い切る自信が無いですね)、
もしそうならそれこそ最悪手です。
ロシアの軍事支援は(その真偽はともかく)まだあからさまなものではなく、対面上ロシア軍も国境越えていないことになってます。それはある意味「表面上のポーズであったとしても」自主規制かかっているのであり、仮にドドーンとNATOが軍事支援するとなれば、ロシアも黙ってはいないでしょう。こちらも堂々と軍事支援せざるを得ないってな対応が予測されます。

ウクライナはロシアにとってちょっと特殊な国であり、防衛産業の分業関係で(実は今回の事でロシアはウクライナ担当部分入手の問題から商業ロケットも飛ばせなくなっている)安全保障上切っても切れない関係にあります。ご存知のとおり、中国に空母売っちゃったのもウクライナで(それ以前から戦闘機関連の機密を中国に流していたのもウクライナ)ロシアにとって昨今の状況だけでなく以前からこの辺洒落にならない部分あって懸案事項だった筈です。
(うがった見方をすれは「それは米国の対中政策的にも洒落にならない部分」でもあった。)
ロシアの肩もつワケじゃありませんが、例の「クーデターまがいの革命」にしてもデモ隊の中にネオナチまがいの民族主義派民兵がいたのは事実で(そこにロシアがCIAなりの介在を疑う事は「むしろ自然な判断」だろうし)、今現在ウクライナにおいて親ロシア派の地域は分離独立戦争中なので残った現行政府の判断はどうしたって「反ロシア」に偏ります。
単純な話、内戦状態になるぐらい話がこじれているのだから「国連主導で停戦」を目指すなら落としどころは「とりあえず、各陣営支配地域に分かれ緩衝地帯など設けてPKO派遣」ぐらいが合理的な話かと思います。
(これは事実上ウクライナの分離・分割を容認するように見えてしまうのかもしれませんが、ぶっちゃけ既成事実からしてその案しかないでしょうが。)

そこで、親ロシアにも負けない反ロシアに偏ることが予測される現行ウクライナに米国やNATOが武器援助の軍事支援するってなれば当然にロシアは黙ってないでしょう。
どっから考えても国連が緩衝地帯なりを設けるしか策が無いところで、親ロシア派討伐軍を他国が支援するって形になれば「間接的とはいえロシアに対する宣戦布告のようなもの」になっちまいます。
それはマズイよいくらなんでも。
EUとしてもこれ以上の悪循環は洒落にならないのでウクライナやロシアと首脳会談も行っているみたいなのですが、それよか先に「メルケルは米国行って軍事支援の話を引っ込めさせろ」でしょう。
いずれにしても戦場は欧州なのだし、仮にその武器がウクライナの民族主義者にでも渡ればもう収拾がつかなくなる可能性もあります。
間違ってWW3とかおっぱじまるとするならここからだろうって水準になってると思いますよマジ。
勿論言われなくても独のメルケル氏もそんなこた〜十分わかっていて
ウクライナと8日首脳協議 独仏ロ、すれ違う思惑
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM07H31_X00C15A2FF8000/
メルケル独首相、和平へ「全力尽くす」 ウクライナ情勢
http://www.asahi.com/articles/ASH275GG9H27UHBI011.html

(しかし話をまとめてから訪米というのは現状無理じゃないかと、、「この問題は欧州と国連で対応する」と事実上米国に静かにしていて欲しいと率直に言ったほうがベターじゃないかと思うのですよ。)

EUとしちゃ米国がロシアとタイマン勝負だってのなら「北極海とか他所で好きなだけやってくれ」と突っぱねればいいのであり、武器援助するぐらいなら直接米軍が介入してみろやって「何かの間違いでロシア軍と直接対決してもいいのかよ」的に米国には冷静な対応求めるべきでしょう。
その政治力がEUに無く、ズルズルと米国VSロシアの代理戦争が盛り上がるようならちょっとマズイよこの状況。
(ロシアは米国への嫌がらせに輸出仕様の劣化バージョンでは無くパクられ上等で最新鋭戦闘機を中国に売ろうかしらみたいな話持ち出す始末だし。)

とっかかりがどこにも無いから日本には縁もゆかりも無い話ですが(縁があっても何もできませんが)、欧州はどうすんだろこれ。
なんだかんだで結局ドイツがEUを代表している格好になっているのも気になりますが、、


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posted by kagewari at 20:59 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月06日

少し報道落ち着いてきたところでISIS関連触れましょうか

まず、大変残念な結果となりお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。
事案がネット情報としてISIS(ISIL)から公開された時から既に悲劇的結末を想定せざるを得ない状況であったかと思います(ISISに交渉の意思が無いことは最初のビデオからも明白でしたから)。
論理的に考えればこの暴挙でISISが得るものは「全く何も無く」、何度かこのブログでも推定してきましたが結論ISISとは「オウム的な中二病的武装集団」であり、ほとんどその目的は中二的妄想の劇場型進行の継続そのものにあるという事です。
蛮行そのものがISISの存在意義であり組織防衛上の目的になっているという事です。
この点でもワケのわからない理由で大規模なテロに走ったオウムと全く同じで、情報戦的には日本のネットから発せされた「クソコラグランプリ」と呼ばれるISISを揶揄する情報発信がもっとも効果をあげた反撃であったと思います。
加えて今回ヨルダンのパイロット虐殺動画に至ってはISISにとっても自殺行為に近いものでしょう。
(元から有志連合はISISを国として認めず「テロリスト集団」との見解ですが)捕虜をいきなり処刑とかもうジュネーブ協定もへったくれも無いですし、
巷間伝わるところによるとかなり広範な支援者もいるようですが、もうISISの存在はアラブ社会全体にとっても討伐すべき存在として異論挟む人もいなくなったでしょうから(これ最後に支援者まで追求されまっせ)、急速にISISの求心力は交替するものに思います。
米国の情報筋がどういう分析しているのかわかりませんが、有志連合はここぞと攻勢を強める事になるでしょうし、いずれかのタイミングで「支援者の訴追」って話が出るかも知れません。
この点、安部政権が「テロリストを許さないというのは武力の行使では無く”法的責任の追及”を行うの意味」とした意味が大きいと思います。

時に人権派のみなさんが米国の過剰な介入やEUなどで勃興しだしたイスラム教徒への差別問題を取り上げていますが重大なポイントを見落としてます(てか映画「アラビアのロレンス」見直してこいって)他所からの介入により地域文化の『共同幻想』が穢されると考える場合当事者が真っ先に考えるのは「当事者地域だけでケジメを取る」って事です。
この点で当該地域を中東と分類する事も西欧植民地史観の結果なのかもしれませんが(当該地域には同族意識どころか氏族社会なので隣の”族”のことなど外国ほど関係が無い)、少なくともモスリムという『共同幻想』が成立している以上(イスラム教を穢すものとしてケジメを取る意識は成立するのであり)他者の介入を止める最善策は「自力討伐」に他なりません。
そこに及び腰であれば、周囲は「誰がテロリストなのか見分けがつかない」って事になるのですから(現在でも日本の賃貸契約では「オウムなどでは無い」の言質を取っている)、一方的に被害者史観で語られても説得力を欠くんです。
(※実際アフリカでは地元有志国の合同討伐軍が組織され動き始めている)

以前このブログで「カリフを名乗る代表立てたアラブ合同軍が忌まわしきイスラム教を穢すものとして討伐軍を編成すれば一発でISISは崩壊する」と書きましたけれど、
地元同士で反目などが大きく及び腰だとなれば、アメリカが介入してきても文句言えないでしょう。
仮に米国軍部がこの討伐軍の司令官をイスラム教徒の軍人から選抜し作戦名もイスラム文化にゆかりのある名前なんかを引用して立案すれば(有志連合地元で義勇兵も募る)、逆に地元としちゃ洒落にならない話になります。地元はでずね『共同幻想』の誇りにかけても本筋は地元義勇軍を立ち上げすべきなんですよ(この旗を立てた瞬間から当該組織はイスラム的清廉潔白さも求められるワケですし)。
そこがグズグズ(『共同幻想崩壊』)であるならば、無宗教も含めて大幅な世俗化と民主化って方向に舵を切るって政治判断あることになります。「どっちなの」がイスラム社会全体に問われているのですよ。
ビンラディンのアルカイダ紛争の時からそうだったのですけれど、現在イスラム社会は「共同幻想と文明化の相克」って大問題に正面から向き合っているのだろうかって一面があるんです(米国敵視には個別の原因があるのは確かですがそこに「反動形成」が無いのかと聞かれれば決してそれ抜きには考えられず「日本における江戸時代の黒舟被害史観」にも共通する文化人類学的な分析が本来必要なところです)。
無宗教性や世俗化を由としないのであれば、いかに文明化との相克を考えるのか(20世紀であればそれはホメイニ革命としてイランなどで反動的に表面化もしたのだけれど)地元ガバナンス的課題であるのは事実でしょう。

ここでも左翼メディアのみなさんはトンチンカンなずっこけやってますが、武力によらないなんとかみたいな話されてもですね、それは法治国家すら認めないって話になっちまいます。
言うならば「オウムのなんちゃらサティアンに武装した警察が突入するのが間違いで、周囲はオウムを刺激しない配慮なり、、、」←こんな論法がどこの世界に通用するんですか?
それとも何ですか、今でも左翼メディアのみなさんは信教の自由の見地からオウムを宗教として保護すべきだって話になっとんのでしょうか?
異端として真っ先にISISを討伐すべしと誰よりイスラム教徒が(その名を語られて)そう思う事が合理的判断だと思います。(実際にISISはまったくイスラム教でもなんでも無い事は明白なのだし)

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posted by kagewari at 19:15 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


『住まいの心理学』
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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照

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