2014年05月24日

「凄い歌だとか怖い歌」

その時代なりの『共同幻想』を観察する方法に(いつの時代もマスメディアやTV番組があったわけではありませんので)流行歌の歌詞などを真面目に読んでみるって手法もあります。
そこで、古い歌の中から強固だった時代の『共同幻想』の姿を推し量ってみようなんてな考えでいくつか事例を出してみました。

最初はこちら、
坂本龍一教授じゃありませんよ、坂本九の歌です。
(これって元はスペイン民謡だったんですね、全く知りませんでした。)
■■■『幸せなら手をたたこう』■■■
幸せなら手をたたこう
幸せなら手をたたこう
幸せなら態度でしめそうよ
ほらみんなで手をたたこう

幸せなら足ならそう
幸せなら足ならそう
幸せなら態度でしめそうよ
ほらみんなで足ならそう
<中略>
幸せなら最初から
幸せなら最初から
幸せなら態度でしめそうよ
ほらみんなで最初から

■「凄すぎ」
幸福の押し売りどころか、これ現代で言えば新興宗教真っ青なセミナーソングみたいにも聞こえます。そこにからめた集団行動のそれは少しだけ戦前のそれを感じさせてもくれます。当時の『共同幻想』がどれだけその浸透力の点で強固だったのか(或いは強迫性水準に対する合理性が担保されちゃっていたのか)わかるような気もしますね。

もっと古い時代に行ってみましょうか。


■■■『かごめかごめ』■■■
wiki:籠目籠目「細取・小間取(こまどり)」「子捕り・子取り(こどり)」「子をとろ子とろ」とも言う。
概要:鬼は目を隠して中央に座り、その周りを他の子が輪になって歌を歌いながら回る。歌が終わった時に鬼は自分の真後ろ(つまり後ろの正面)に誰がいるのかを当てる。各地方で異なった歌詞が伝わっていたが、昭和初期に山中直治によって記録された千葉県野田市地方の歌が全国へと伝わり現在に至った。 野田市が発祥地といわれることから、東武野田線の清水公園駅の前に「かごめの唄の碑」が建立されている。

かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀と滑った 後ろの正面だあれ?

■「怖すぎ」
これはタイムスリップの歌なんですかね?
古い時代の『共同幻想』がもうねオカルト水準の神話性で彩られていた事がわかります。
(この当時は歌詞の意味がどうとか頓着も無かったのでしょうか。wikiによると歌が広まる過程で替え歌まがいに複数の歌詞が地方に見られるとの事。)
歌詞のアバウトさには『共同幻想』=「ある意味グルーブ感」なるものを体感させてくれますね。
同時に言語の呪術性にも関係するところかも知れません。
(更にこの時代より古くなると庶民の識字率は大変低くなりますから、歌詞の意味のアバウトさや言語の呪術性や神秘性はより高かったと思います。)

某説によると、
現代の流行歌のコード進行は「黄金律的なパクリとも言える法則」みたいなものがあるそうで、製作者も半ばそれを知って「王道」としてそのまんま作っちゃう事が珍しくないそうです。
ここにも『共同幻想』における仮想普遍性の鍵が表れているように思います。
古く民謡や民族音楽ともなれば、そのコード進行やマイルス的に言えばモード(旋律法みたいな)のような「類型」のようなものがありまして(方言もその意味では勿論『共同幻想』が露出されている事象のひとつ)、現代社会で言えば「特殊な洗脳技法」なんてオカルトな説明を始める人もいるかも知れません。
案外この話は「昔の歴史の年号覚える記憶法の、なくよウグイスなんとやら」なんてーな習熟術みたいな流れで(歌にすれば覚えやすいとか)『共同幻想』の共同・共通・共有化の流れの中で技術的にひろまってきたものかなとも思います。
(思えば日本も戦中は、国威発揚で軍歌ばかり流すであるとか→そもそも軍歌ってのがリズムやコード進行に”軍歌調”って定番あっての話でしたね。)

なんだか投げっぱなしの話ですが、
今回はここまでです(笑


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posted by kagewari at 23:38 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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