2013年08月29日

日中関係の背景に出来レース的「安定緊張」の模索はアリか

それほど重要度の高い報道でも、目立つ内容があるのではありませんが、
ちょっとこの指摘は私も全くの予想外のものでした。
日本との駆け引き…わが国は脅威を逆手に取るべき=中国人識者
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0821&f=politics_0821_005.shtml

内容をざっと要約・意訳すると、
「コントロールされた日中間の緊張関係を利用して”中国は先進国へ””日本は自主防衛へ”テイクオフする目的に利用すべきだ」って説です。
(ぶっちゃけ「プロレス」って事ですな、)

このオプションはあり得ますね。
確かにこの間日本は日中の緊張関係を利用して(ひょっとすると米国の望む以上に)自主防衛可能な自衛隊の拡充に舵を切れそうですし(何度か書いてきましたが「ともあれ自衛隊予算は増やそう」という点において日本の世論は一致している)、中国は中国で「過激な世論が尖閣を武力制圧しろというが、現在の中国の国力では不可能である」的アナウンスが目立ってます、
ここんところ中国の軍関係のコメントで「海戦やっても負けるから」的な報道チラホラあるんですよ。
実のところこの緊張関係に策謀したのは米国シンクタンク系のなんとやらで(当時東京都知事の石原氏はピエロ役)、目的は米中の関係を深めるためだったんですが、
果たして事の真偽は不明なんですが、先般の米国における米中首脳会談の折米国サイド(てかオバマ大統領)かなり「ダメだこりゃ、これはどういうことですか?」的に習近平主席と話が合わなかったとされてます(国務省やシンクタンク系からは習近平氏は話せる相手だパートナー足りうるという報告あったのじゃないですかね)。
こうなってしまうと、何のために仕掛けた日中緊張関係なのかわからない話になってしまい、
米国としては沖縄基地防衛という「なんだか違う意味の問題」まで頭角してしまい、
→ところが島嶼部防衛は日米軍事協定で『自衛隊の任務』とされているため、自衛隊から海兵隊の創設だとか、「あら不思議どうしてF35が乗るのかしら」な護衛艦(軽空母)出雲の配備などが進んでいる。
なんちゅうか現状のままだと、尖閣を巡って日中で紛争があった場合(米国は基本このレベルだと動かない)沖縄の米軍基地防衛含めてそれは自衛隊の任務になります。

するとですね(笑
現状日米共同での作戦行動しか事実上できない自衛隊に「単独での作戦行動能力」ってのが求められるんですよ、そして同時にこれは米国の沖縄基地防衛の目的となりますから、米国からダメが出せない。
「下手踏んだのは米国」って事に持って行けるチャンスが生まれたワケです。

■そこで日中は「コントロールされた緊張関係」を演じて行くのが今後双方の利益になると考えてもおかしく無いし、仮に北京政府にそのアイデアがあるんであれば日本としても渡りに船です。
『新しい意味の棚上げ論』って事ですわね。
(こうなっちゃうと米国は面白く無いでしょうが、打つ手も無いでしょう。とにかく現状米国は中国の利権が欲しいんだから尖閣付近で沖縄基地防衛日米軍事演習なんて刺激的な事は控えたい。)
ちなみにだからといって日米関係や日米安保が揺らぐことはありません。両者共通の利益は想像以上に大きいですし、米国にとっても予定外の自衛隊運用の拡大は結果的に米国の利益にもなります。
(それだけ現在の米国の軍事力は財政的に弱体化の方向にある、)
表面的には全員面白くないが、冷静に考えれば全員の利益にもなるという「プロレス冷戦方式による平和」って代物です。

更に都合いいことに日本の「民主党の崩壊」は、日中・日韓関係に傾斜する左派系の政治的足がかりの崩壊でもあり(ここは選挙の争点でもあったのだから民主主義の結果を重んじる米国も無茶な事は言えない←小沢氏への謀略も裏目に出たって事ですよ)、日本の民主主義は少なくとも今後数年の自民党政権において「日中・日韓関係醒めた目でよい」の結論が出てしまいしかも民主党の崩壊で政治構造的にもこれが固定化している。
この状況は中国の外交当局としても認めざるを得ない。←流石に共産党による独裁が可能なのは自国内だけであり、日本と対峙する場合中国共産党も民主化された状況における一政党とポジション変わらないのであり、「日本の世論」というものを意識させる事は中国共産党が最も苦しい判断を迫る事にもなる。
(ま、民主化の練習になりますな。)
まーザックリ言えばここ最近米国のやることなすこと裏目裏目に出たって事です。
民主党の松下政経塾系があれほどジャパンハンドラな方に弱いとは米国も思って無かったのかもしれません。←やりすぎて党を潰しちゃうんですからそりゃ米国だけでは無く誰にも予想付かないですよ、
民主の反小沢系は「どうかしている度が半端なさすぎ」でしたから。
(そんな経緯の中台頭した安倍政権なんて米国にとっては予定外だったのだから、)

小沢氏あたりは「ホントなにがなんだか意味がわからん」ってところでしょうけれどww
政治の世界ですから驚くことでも無いでしょう、
「そんな事もある世界」ですから。
今となっては麻生氏のナチス発言も憲法改正引っ込める「都合のいい失言」となっており(憲法改正でやんややんやってのはすっかり報道されなくなった)、
安倍政権は「消費税どうすっかな〜」というカードを行使できる状況になってます。
これは悪く無いポジションです。
(石破氏が党の方でも論議をみたいな動き見せてますが発言力の低下は著しいですね。)


■しかし米国はシリア爆撃本当にやるんでしょうか?
俄かに信じ難い話なんですが、、
(もうフランスはお手上げって話ですか?)
流石の米国世論もこの攻撃にはついてこれないと思うんですけどね〜
無理筋過ぎでしょう。
そりゃ対日工作も「あーあ」な方向行くわけだと、違う意味で感心するというか、、
いくらなんでもダメ過ぎでしょうこれじゃ。


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posted by kagewari at 02:31 | Comment(2) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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