2013年07月31日

国際政治のナントカと日本

前回に引き続きだけれども、カオス化する国際政治状況の中「日本はどういう位置取りになるのか」ちょっと考えておこうと思う。何故って世界的に文明化しているのだから世界的に各国の『共同幻想』は崩壊プロセスにあるんだけれどすわ戦争となればネジ巻かれる格好で反動的に保守化するだとか、『共同幻想の置かれる環境と国際政治』ってのには相関関係あるからね。
整理する上で、メモ的にいくつか挙げておこうと思う。

■憲法9条と武器輸出三原則
これはひょうたんから駒で下手に憲法改正するより自衛隊の潜在的(他国にとっては心理的にも)強さを”増す”不思議なレトリックになっているので、なんというか仮に右翼的思想な人がここにいても積極的に憲法改正拘る要素が無くなっている。
(右寄り有権者のの票になる事項とも言われているけれど、それもどうかな、、、。)
同時にここ(小沢がどうだったかちょっと忘れたけれど)、一部には「いつでも解釈改憲が可能な状況の方がよっぽど危ない」なんてーな論議もあったぐらいで、
事が起きればね、解釈解釈で事実上いちでも形骸化できる代物という存在なので、皮肉な事に「平和な時であれば改正論議あっていいと思うんだけれど」今のような国際情勢だと「安全保障上もこのままのがベターである」と思う。
(そもそも外交手段のひとつとして戦争ありきなんて国は現代社会先進国では有り得ないし国防軍も自衛隊も趣旨は同じなんだから。)
根拠は
・「武器輸出三原則も言うならば9条あってのもの」
この武器輸出三原則により、自衛隊には「変態的性能の対艦ミサイルやら弾道ミサイル迎撃ミサイルやら爆撃機みたいな対潜哨戒機」だとか(笑、「それは航空母艦だろうという護衛艦」であるとか、「世界最強のノーマルエンジン潜水艦」「どこで使うのかよくわからない異常に高性能な10式戦車」などがあるんだが、これらが事実上の『秘密兵器化』するワケだ。(実力知っているのは共同演習やっている米軍制服組だけ)
こういうのってのは性能秘密であればあるほど安全保障上有益でありまして、特段9条と関係無いんだな。←実際の運用としてもだ、9条改憲したからっていきなりマジな航空母艦とか造れないでしょうに。(まさか「明日から日本は外交手段のひとつとして他国を攻撃する事もある」なんて宣言とかあり得ないんだから。)
つまりあんまし意味が無い。
9条と武器輸出三原則を”利用”して、地味〜に自衛隊を強化しておくのがベターチョイスだし、事実上それに成功している。
(※確かに孫崎さんあたりが心配している、中国軍の弾道ミサイル・クルーズミサイル飽和攻撃には今対応できないんだが、これって「全面戦争総攻撃」だから=米軍基地も攻撃対象になるような話であり中国にそんなオプション(日米に対する宣戦布告)有り得ない。イージスだって今後迎撃個数増加する方向だし、中国には絶対負ける論は極端に過ぎる。)

■日本は孤立というより案外有利なポジションにある。
孤立孤立って騒ぐマスコミやらちょっと勘違して飛ばしてしまっている孫崎・岩上氏の視点はなんとうか日本がWWUで失敗した典型の「日本陸軍侵攻地域」の話で(そもそもWWUでも陸軍の暴走が痛かった的なのか歴史的にも確定事項に近いと思うんだが)、「海軍が考えていた構想地域」との外交は非常に上手くいっており、これ理想的と考える人もいるだろうって状況。
(岩上氏は孫崎さんと面白い論争になるような戦中右派的論客みつけてきてくれないかな。)
▲言っとくけど俺は戦前の日本を評価していないし旧帝国軍の侵略戦争を美化するつもりは毛頭無いし官僚の超独裁政権みたいなのは大反対なワケです。
この話は→当時の建前であった理想論の「欧米列強からの植民地解放」と「これに安全保障上対抗する日本のシーレーン防衛(米国抜きバージョン)」の”見立て”は間違いでは無かったと考えているつー部分に限る話。
ぶっちゃけ石油の輸入が米国から中東に変わった時点で米国との全面戦争は必要無かったな〜な、残念な後日談なのが本当のところで、時代が少しずれていればリメンバーパールハーバーも無かっただろうと考えている。
(ついでに言えば憲法9条のおかげで、中東諸国と致命的な対立関係無く今現在に至っているとこもポイント。当時の日本に自主外交能力なんて期待できなかったのだから9条様様でしょう。)
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posted by kagewari at 07:59 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月26日

諸外国の『共同幻想』

勿論ひとからげにして語れないので、『共同幻想論』なんてものは研究者とか学者では無く市井のアングラ系論壇なりが(掲示板だとかで)各国でやればいいことなんだと思うんだが(かといって岸田心理学の『共同幻想』とか広まっているわけじゃないつーか欧州ではフロイド心理学をマジでやるのも難しい環境だったりする)、国際関係なり社会学的『共同幻想論』とかする上である程度想定しておかないといかん事項に違いない。
細かいところは無理だし「そもそも国が違えば『共同幻想』まるで別物」なんだから、ザックリ大まかなところでしか考える事はできない。
てか、そんぐらい想定できれば大丈夫な事かなと思う。

日本では外国掲示板なんかの翻訳ブログが「ひとつのジャンル」として定着しているので、参考程度の意味でしかないのだけれど、生情報的にはそこいら辺で発見される傾向なりは何とはなしに留意している。
(※前述のアングラ論題の掲示板などって話は、以前韓国だったかに「日本ネタを日本のユーザーとバトる掲示板」が存在し、日本の一部ネトウヨと比較的知日韓国ユーザーで連日激しい論争を経た中で双方で文化人類学的知識が大幅に拡大したなどの事例もある。)

さてアウトラインから話を進めると、
主に中東に由来する一神教伝統宗教と、古代ローマ帝国における国家像なるものが組み合わさった”なんとか”をビヘイビアとする各国の状況は(例外はヒンズー教のインドぐらいか)、「宗教権威や戒律」が『共同幻想』では無く共同体の中で「権威」として有無を言わさず確立している社会で(批判は普通にできるにしても「大前提の権威の存在」を無視して話ができる環境ではない)、
■この意味はたとえば宗教戒律をどこやらで論駁するとか全く意味が無く、社会なり個人なりのバックグラウンドや無意識に避けようも無く(その共同体では誰でも知っている神話でも同じ)『幻想』として成立しちゃってる(知らない人がいない)ところがポイントになる。
音楽にたとえると『共同幻想』は当該民族の伝統音楽などにみられるコード進行だとか誰しも思い出せるフレーズだとか音感などの現象とほとんど同じ。
(当該民族言語固有の語彙とかなどは更に決定的な『共同幻想』だと言える。)
或いは「その民族なり集落では皆が知っちゃっている記号で且つ意味をもつもの」、
こんだけで人の自我構造においてそれは無意識的領域から必ず個人の人格に影響を与えるので(個人が作曲しようとするときに「伝統音楽や流行音楽の」←とかで想像してもらえるとわかりやすい。)
▲「社会なり個人なりのバックグラウンドや無意識に避けようも無く誰もが知っている権威」
このキャラクターは「クラシック」に近いものなので(聖書は誰でも知っているがその解釈で様々な分岐がある=譜面は同じだがN響とボストンオーケストラじゃ別物)、関連する権威性指導者だとか母集団への浸透性などこれかなりハイレベルで、簡単に相対化による無力化とかも難しいワケでありまして(叙事詩みたいな長文相手に反論とかも何もね、、)、
「あーめんどくさいもう異教徒でいいよ」みたいな(事実ビートルズの台頭がそうだった)、確かにないかにつけめんどくさい話になる。

※ちなみにビートルズ台頭前は、ポップスも教会音楽やフォーク的諸民族の伝統音楽の影響下にあり、そのビートルズも60年代サイケデリックで(ロックの限界感から)インド系音楽だとか「所謂多民族の伝統音楽などをカウンターに持ち出す」手法にハマるだとか随分苦労するワケだけど、
(ちなみにヘビーメタルは教会音楽回帰的なロックだと思う。)

このさビートルズ台頭以降に「極端な世代の分断」が発生し(『共同幻想』お家断絶的な)、ヒッピームーブメントに代表される世界的な変革の予感のような状態に至るんだけど、
この時の『極端な世代の断層』のような要素は解決する事なく延々と現代でも「特に欧米系では続いている」。
(欧米でサブカル系に一歩踏み出すと、とにかく至るところから「何か言われる」閉塞感を体験する(あるいは心理的に感じる)のであり、東西冷戦は終わっているのだが文化的側面は「いきなり異教徒扱い」みたいな覚悟なしに個人の趣味もできないみたいな世界があるのは事実。)
理由は簡単で権威性の点で『クラッシック最強』のような知見は「誰もが知っている(自分も知っている)」ビヘイビアがそう簡単に変わる事が無いからだ。

■日本がトンデモ系henntai国家として異例な発展をした背景には「親鸞などの”斜め上”の宗教革命?」があるからで、かなり昔に「伝統的権威はこれだけトンデモです」みたいな前衛的伝統文化論が広く浸透した歴史的経緯があるからだと想像される。
(※勿論同様の「斜め上解釈」は欧米・もスリム社会などでも多数あったと思うんだけれど、「斜め上解釈」がメジャーになるためには、日本のような小さな島国じゃないとほとんど不可能なので極めて地理的環境の偶然によって日本の「緩い『共同幻想』」が発案されたと言える。←ちなみにこれは明治〜昭和の軍国時代に異様にネジを巻かれ歪み、現在ゼンマイがほどけるように崩壊中。)
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posted by kagewari at 18:40 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月23日

冷静に見ると混沌の選挙結果なんでしょう

選挙直前マスコミのネガキャン発動で自民72〜75勝を阻止したってところじゃないだろうか。
(いつもの提灯記事を書いていれば「自民圧勝で憲法改正か」←これも可能だったかもしれない。)
このギリギリのネガキャンには(全部のweb情報確認した訳では無いが)流石に改憲派を自認している読売は参加しなかったように見えるので、横並びにマスメディアが動いたとも言えないと思う。
しっかし提灯記事書いたり事実を報道しなかったり事実い無い報道したり勝手にネガキャンやったり日本のマスコミはほとほと迷惑な存在です。

■負けた方はわかりやすかった。
今回の選挙結果についてなかなかサンケイが(よっぽど溜飲下げたのか)明快な視的をしており、
「鳩山・菅・小沢時代の終焉」なんて書き方してますが、菅の退場はともかく鳩山は亡命政権みたいなNGOでしょうかね、政治結社を設立しておりまして、
『世界友愛フォーラム』
http://www.eaci.or.jp/#index
(しかし、この秘密結社的雰囲気はなんとかならないものか、、)
小沢もそれに近い動きに変遷していくと思うのだけれど、日本的政党政治の限界という側面を鳩山なり小沢なりが意識し始めるのかなと思う。←所属政党の党首として影響力を保持するとかそういう時代は終わった。
(なんつーか昔の右翼団体調でもあるので、ハト派の秘密結社というのかしらね。)
小沢氏の置かれた状況が「野村監督で言えばシダックスで都市対抗やってた時代と同じ」という読みはそのままであったかと思います。

▲あまり知られていませんが「みんなの党」は政策しとして『ベーシックインカム』を掲げており、そっち方面への足がかりはむしろ民主党内の政策部会みたいなところで論議されていた時より前進したと思います。←ここ案外重要。
(小沢サイド的には”みどりの風”が実質消滅したため「何かと整理をつけやすくなった点」でポイントとなるかも。)

さて、負けた側の結果はわかりやすかったのだけれど、
■勝った自民側の数字が微妙に混沌としてます。
(保守も乱立しているため同床異夢だらけで憲法改正ができそうなできなさそうな、多分できないだろう的な。)
安倍首相の燃え尽き症候群も心配されるところなんだけれど(従米派にも米国が考えている事がわからない時代)、前回のエントリーにも書いたように、
全体として言えることは(TPPでも憲法でも財政出動でも無く)「保守派が勝ったので最大公約数自衛隊が拡大する」一点でしょう。
他は選挙結果がこうだからこうというような判然とするものが無い。
つまり「自公安定政権」というものが消極的に圧勝しただけに終わっている。
(最初から公明党は改憲について何言ってんのかわからないし、)
維新とみんなの党との協力関係は選挙公約でも無かったし(維新は事実上内部的にガタガタ)、ぶっちゃけ自民党にとって大問題なのは憲法どころかTPPを自民内部論議どうすんの?とかだったりするのでザックリ言えば維新やみんなの党との協力関係はむしろ後回しで、(安定多数取ったのだから)直近の政治課題を「自公でどうまとめるのか」に傾斜するのでしょう。
半ば「自公安定政権」だけが目的化しているのが本音で、そこを何か違うと世論に思わせたくて憲法改正ネタを吹いているってのが実態だと思う。
 ↓
事実自民単独では(マスコミのネガキャン報道もあって)圧勝というほど勝ってない。
自民の比例代表得票率は更にそれほどでも無い。
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posted by kagewari at 02:06 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月18日

鳩ポッポが叩かれている件〜そして(マスコミは)180度逆さまに

この人はホントに素直バカというか(それこそユートピア思想の人だから)、怖い物知らずというか「やっちゃう、言っちゃう人」で、尖閣といい沖縄の時といいそれを勇気と言っていいのか正直評価が難しいのですがこんだけ『共同幻想』”見えて無い”人も珍しい(笑
鳩山氏には「とっくの昔に世界は『単独者』の時代」に見えているのかも知れません。
まーそんな鳩山氏の発言内容が問題なのでは無く、話がややこやしくなっている背景は「中国・韓国」における複雑な世論にあります。

これやりだすと又各方面から関係の無い批判も飛んできそうなので、あんまし乗り気じゃないんだが、日本がWWUで占領した各国は(日本の行為はある意味「帝国主義時代」の欧米列強最強神話のネタバレと大日本帝国への期待と失望なる複雑なネタバレであり)非常に複雑怪奇な『共同幻想』を抱えます。極端な反日とならなかった各国は「なんだかんだとその戦後の独立仮定に旧日本軍関係者」が一枚噛んでたようで(これが又歴史の暗部なので詳しい事実関係はわからない)、代表的な一例はタイ軍なんかが自衛隊関係者を招くときにタイ軍が思い切り旧日本軍の軍艦マーチだったかを熱烈歓迎で演奏するなど(ベトナム軍にも旧日本軍が残りベトナム戦争まで戦ったという話もある)、台湾などは日清戦争戦った蒋介石の国民党がだ「旧日本軍を顧問白団」として迎えて中国共産党軍に対する云々とかの経緯があって、親日傾向にあって更に台湾の場合日本植民地時代に中国からの上位階級的振る舞いのある外省人との関係が微妙な本省人(台湾の先住民族)を公平に扱った事からそれこそ田舎の高齢者が「天皇陛下万歳」とかのノリも残っているぐらいであって、
韓国の反日はまず置いて置くとして、
中国の反日のわかり難さに話を移すと、中国は日中戦争のさなかで中国共産党の内戦に至り日中戦争の当事者が台湾に落ち延びた関係にあるため、田中角栄の訪中時などでは「中国共産党は日本軍を嫌うどころか(国民党を潰してくれて)感謝している」という逸話が残っている(非公式な話なので正確な文面はわからないが事実とされている)。
つまり現在中国共産党が絶賛展開中の反日は「事実から完全に乖離」している。
(更に言えば中国国内での殺戮を引き合いに出せば「文化大革命」のが酷いんじゃないかと洒落にならない背景を抱えつつ、)
そして韓国だけれども、
俺も不勉強を恥じなければいかんのだが、日本国内における北朝鮮系・韓国系の所属というのは出身地により分かれているのかと思ったら全然違うとの事で(そもそも日本に来日した時には統一朝鮮である)、戦後南北に朝鮮が分裂するに至って、どちらを統一朝鮮の政党政府と考えるかみたいなところで分岐しているようで(詳しいことはよくわからないが)、日本の北朝鮮系政治団体が=北朝鮮出身者を必ずしも意味していないという複雑な背景を考えると(仮に中国の南進で朝鮮半島の赤色化に成功していれば南朝鮮政府が日本に亡命政権を作る形になっていたのではないか)、その背景は複雑です。

戦後の冷戦期だけでなく戦前から日本にも所謂左翼「共産主義革命」を夢見た勢力があります。
■ここでおさらいしておくけれど、共産主義は「東ローマ帝国反動」みたいなっちゅうかキリスト教系自由主義圏に対する対抗軸で(マルクスと言えば反宗教みたいなイメージあるので誤解する人多いんだけれど)、むしろ現在のイランのような原理主義派による一党独裁政権が特徴で(共産主義における理想論もキリスト教の宗教革命的科学主義と見ればわかりやすい)、構図は『世俗主義VS原理主義』だったんだよね。
日本の戦前における共産党弾圧もなんというか江戸時代のキリシタン弾圧と似たとこがあって、
根っこにキリスト教『共同幻想』などが無い(なんでもあり系の)日本社会では潜在的アイデンティティーに欠ける政治運動になるワケさ。
(※ぶぅっちゃけ日本は民主主義すら浮いているんだから)
当時の中国も朝鮮半島も近代以前の封建主義国家みたいな状況だから、そんなキリスト教『共同幻想』に関係する原理主義的『共同幻想』がそのまま入ってくるには無理がある。
事実北朝鮮は世襲制の共産主義という、これ全然共産主義とか違う「絶対君主制独裁国家」なのであって(一部には旧日本陸軍の特殊工作機関がバックにいて天皇制と日本の軍国主義国家を模して設立に協力したというトンデモ説もある→なので北朝鮮の核は米国を狙うものだとか)、
だから中国にしろ韓国にしろ(日本における民主主義が浮いている状態の三倍増しぐらいの)政治や社会構造における『共同幻想不安』を構造的に抱えていて(ある意味日本の場合は象徴天皇制がこれを補完している)、中国においては共産党政権の正統性不安、韓国はご存じのとおり長らく軍事独裁政権だったのであり国家としてのアイデンティティーそのものが当事国の歴史文化との連続性を欠いており、「常に不安定」と考える事ができる。
簡単に言えば『保守本流』という概念が成立しない。

日本の戦争責任問題をややこしくしている背景は、右翼なり保守派の「責任論」に不徹底なところがあるっていうか(勿論これをやれば中国・韓国は激怒するだろうけれど)、
日本の右翼や保守派は「アジア開放で行ったのなら少なくとも満州から朝鮮半島から撤退するような無責任な事をするべきではなかった」という論陣がもっと目立ってなければならず、
名目は本土決戦に備えてだが「大陸から逃走した」としか言えないんだから。
(それが中国残留孤児問題だったんだから、)
中国との戦争も(後から台湾と関係強化となるのであれば)戦争中に重慶の国民党軍を和平を行い共闘し共産党軍と戦うという状況があれば、そもそも敗戦後の朝鮮戦争は無かったのかもしれない。
更にロシアも動き難くなったでしょう。


で、中国・韓国内においてネット掲示板などでどんな論議になっているのかと言うと、
当事国では売国奴認定されているような(殊更親日でも無いだけれど)掲示板とかがあるワケですよ。そこで語られている話って言うと、
中国で言えば「反日デモとかに出てくる無知蒙昧は本当に迷惑だ」だとか「民度の点で中国が日本にかなう訳が無い」だとか「共産党の妄言始まったか」みたいな話が公然と語られており、
(歴史を紐解けば中国に共産党が拡大した背景は第一次世界多戦後の反日運動という話もあるようなのでここリンクしているのは事実なんだけれど、)
韓国においては日本とある面似た構造があることがわかる。
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posted by kagewari at 01:39 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月11日

言語学的『共同幻想』だとか『単独者』論

前々回だっけか「報復論の誤謬(ルサンチマン化リスクてかそれはトラウマ論か)」の話を引き継いでるんだが、
http://kagewari.seesaa.net/article/367397801.html

まーすごくベタな話なのでマジな言語学の話を期待している人は切っちゃってください。
言うならば「主語だとか言葉の人称の使い方とかで人の心理は変化する」って話の延長です。
「報復論の誤謬(ルサンチマン化リスクてかそれはトラウマ論か)」の時に、
「普通は○○の筈だ、」という表現を使うと自動的に強迫系のフラグを踏むリスクが高いつー話をしたんだけれども、その延長戦です。

一時「米国人が口語でよく使う”you know”にいちいち”I don't know”と合いの手入れると怒るだろうか」というのが一部で有名だった話がありますが(どこの一部だって)、
米国でもこの”you know”の連発は言語として「あんまし内容の無い会話的表現」として評価が下がる用例のようで(日本で言えば「だよね」あたりですかね「ですよね〜」のような主体的意味は無い)、
典型的『共同幻想』系フラグです、
”you”は表面上会話の相手を指している格好になりますが、ご存じの通り”you”には複数形は無く潜在的に「常識だよね」的意味が派生するため(ある意味とても無意識的で)、特に米国人における口語で『自意識マター落ち』の会話で”you know”が連発すると考えられますから、欧米人は個人主義だなどの認識はまー適当なインチキであって、欧米型の『共同幻想』がバリバリ存在している証明になります。
(”You know what I mean?”の” mean?”は正に『共同幻想』系の”何”だろうと→「普通さ〜」)
言語的に関係ありなのか定かじゃありませんが、
日本人が英語を話すとき、日本の世間型『共同幻想』が欧米人には通用しない(阿吽の呼吸で共有されない)事が『自意識バレ』してしまうため、「普通さあれだよね」的口語を使おうとしてもそのままでは使えない(欧米社空じゃ普通じゃないため)、そこで頻繁に主語が”We”になってしまう現象がありまして、日本人心理としては「我が日本人社会では」みたいな意味になるんですが欧米人から見れば「あなたは何かの代表なんかよ」的にこの主語”We”に違和感感じるという事だそうで(お前は政治家かよみたいな)、人称というか主語の選択による言語的『自意識抑圧』ってのはいたるところで起きるんであります。

■欧米人の心理を考える上でもうひとつ特徴的なところありまして、
似たようなTVドラマが確かアメリカであったと思うんですが、
日本の漫画「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」(海外でも翻訳出版されている)がカルト的人気だそうで、アニメ化の時に欧米における2ch的4ch掲示板で原作者に「アニメ化おめでとうございます」の一斉送信しようかなどと日本の知らないところで異様に盛り上がっていたりします。
「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」は典型的孤立主人公が自意識過剰に所謂リア充な『共同幻想適応周囲社会』との間で見当違いな行動に走るコメディなんですが、
以前紹介したゲームの「ペルソナ」における(仲間でプレイ進行するゲーム)『日本的共同幻想』を妙に心地よく感じる欧米心理と同様に、
欧米社会においても孤立感(『共同幻想』を前提にしないと発生しない心理)が想像以上に社会問題的テーマになっており、ますます個人主義などでは無く彼らの『共同幻想(日本のように緩く無い)』は日本と同様に『単独者』との関係性の中で「現在試行錯誤中」である事がわかります。
しかも日本長期滞在者の掲示板発言では「最初の頃は物珍しさで楽しいが友人ができないと辛い」って話がありまして(これに共感多数みたいな)、一般的欧米人が決して個人主義の評判そのままに『単独者』的振る舞いを得意とする雰囲気ゼロなんであります。
(※背景に宗教を抱える欧米の『共同幻想』は硬性なのでなかなか自然崩壊プロセスに入らない→革命的運動や政治的転換をその都度経る必要がある。)
(※海外掲示板では宗教の話が出る度に「日本はキリスト教など特定宗教が国教的なものになることを抑制したのが大正解」的なコメントを必ず見つけることができるのも特徴的です。)


話は戻りますが、
安易に日常表現をそのまま使うとそれがうっかり『共同幻想常套句』となってし以降の話が無意識に『共同幻想』に都合のいい範囲に収まってしまうというような現象も起きるわけです。
(※お笑いの世界はこの辺の言語の式をひっかけ問題的に破綻させ成立しているとも言える)
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posted by kagewari at 22:58 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月08日

『経済学』(或いは「仕事論」)

最強の『共同幻想』ってのは「経済学」における信用創造なんかもしれない。
てか、その裏もみなさんご存じでバレバレの「お金そのものは印刷物の紙切れ」というあたかも種もし賭けも無い姿の代物なんですが、根本的に経済学をわかっていない人が大半で(そもそも経済学部出身の俺もそれほどわかっているワケでも無いのだが)その様相はあたかも『共同幻想』における普遍的詐欺性の(深層心理の誇大性を利用していかにもありそうな常識論に権威性をさらに条件に織り込んで「連想性のフラグ化」に成功している)”わかりやすい例”なので、実にいい加減な説明をしようと思います。

貨幣の話なんだが、下手に経済学部劣等生の意見よか巷の詳しい人の話を引用した方がはるかにわかりやすいってワケで、ネット上に公開されてるものから一部を引用しようと思ったんだが、ちょいと長いので重要なとこだけ要約すると、
銀行に預金が110万あるとしてその銀行から事業資金として100万円を借り→ともかく自分のメインバンクに預金すると次の銀行は100万の中から90万円を別の会社に融資し、という流れで仮想上市中の”マネー”が金融機関のバトンリレーで帳簿上というか運用可能な量的数字が膨張する。
信用創造による流通運用可能なマネーの量的膨張(預金通貨の創造)
中央銀行のなんとやらもあるし、
政府が赤字国債を発行して云々でもいいが、乗数がかかって増殖するので「回転率」の高いところにこれを投入すると「金は金を生んで所得倍増も夢どころか数学的には容易である」というのが経済です。
そのまんま工夫も無くやれば「ねずみ講よろしくあえなく破綻する」のですが、
(構造論的に言えば破綻するのが当たり前のモデルと言ってもそれほど乱暴じゃないんだが)
経済の場合資本の調達は=投資であって、そこには生産の拡大や生産性の向上が目的なのだから投資行動の破綻リスクを「実態経済の生産増が現実にしてしまう」ワケですよ。
つまり、融資なりの健全化(不良債権を発生させない)が担保されていれば、暴論覚悟で言えば「金さえ貸せれば経済は回る」んです。
(極論銀行は金を右から左に回す業務で何ら生産していな業界ですが、それで高給がも貰えるわけですから、まさにその典型。)
端的に言うと「手元の金をリレーのバトンよろしく速やかに次の人に渡せば、何もしなくても給料は倍とかになる」というのが資本主義経済なワケです。
いかにも生産の場では必死の仕事が行われそこではその必死な仕事が美徳であるかの誤解を生んでますが、不良債権同様に「流通しない商品」は経済にとって根本的な問題であり「それは回るの?」ってことで「値段や商品としての魅力」って話になるんだけど(マルクスは過剰在庫で破綻すると回り続ける事など有り得ないって話をした人)、まーねそれは表向きの話なんだわ、
極論すると「紙においしいお米」って書いたカードを対価に「とにかくマネーを回せば」所得は倍増します。
だけれどもこのゲームは実態経済で行っているものなので、
「市場」という基準の中でこの流通が自動的に最適化されるので(ここが過剰在庫でパンクするとかを抑止するシステムと考えたのが資本主義)、「モノと金が回る新産業などを次から次と国なり金融界なりが投資し生み出すとバンバン回り続ける」となるワケさ。
しかし実体経済(実際の商品やサービスに)それほどまでに「マネーを回す強い交換動機(需要)」が定期的に発生するものあるかって言うと、そうそう無いのでありまして(笑

うーんと端的に言えば、経済は一生懸命働いたから大きくなるのではなくって、
ウオークマンの発明のような「強烈な需要(交換動機)の発見」により拡大する。
(単に日常品が未来永劫安定供給される近郊経済では紙幣は交換するためだけの便利な紙に過ぎず(カードでもいいけれど)、経済成長とかと縁が無いだけでなく、経済の仕組み上常に粗利が必要な投資的循環を止めるため昔の投資が不良債権化して、これも破綻する。だからデフレはマネーの価値が流通物資の価値より永遠に上昇してしまう(循環の破綻により経済は安定均衡循環せず”縮小均衡”にしか向かわない)。)
日本的社会主義だとか米国における戦争資本主義なんて言葉があるのはだね、
「市場原理もわかるけども、まー無理のある仕組みには違いないので、社会資本として永久の大口需要を担保すれば強いじゃん」って発想。
日本には巨大ゼネコンという産業が生まれるし、米国には軍産複合体という産業が生まれここは安定的に大量の資金を回す”機関”になるからね。
(日本の公共投資が行き詰ったは箱も道路も全部できちゃったからとも言えるし、米国が定期的に戦争を必要としているのは「武器の在庫一掃セールが必要だから」とも言える。)

それでも重要なポイントは乗数もって増加するマネーに呼応して「実体経済が”詐欺隠し”的にマジに富を倍加させるプロセス」(投資による新しい生産設備が生産性を倍加させるなど)生産性の向上にある。逆さまに言うと「嘘をホントにすれば嘘じゃない」って話ね。
(だから土地バブルとかはナンセンスなワケです←その土地を利用して工場を建てればリアルの生産拡大になるならいんだけれども、その根拠は無く取引価格の上昇だけが根拠なのが土地バブルだから。少なくとも人口増が明らかな国家じゃないと最初から破綻バレバレの投資って事になる。)

何か人は「働いた分に応じて給料を貰っている」とマジに思っている人もいるようだが、
それは完璧ぱーぺきな間違いで(為替も相まって驚くほど低賃金の国家のウェイトレスと先進国のウエイトレスの仕事には内容も量的にも差は無い)、「とにかくインチキでもなんでもいいんだが今この国には○○兆円あって、こいつをバトンゲームのためにドーンと分配するワケだが、同一額じゃインセンティブ(更にバトンゲームを早く回すモノを産み出す利益誘導)効かないから、なんというか働きに応じてでも地位に応じてでも方便はなんでもいいので、”適当”に分配してくれよ」って事で、
これは盗賊の「山分けにするか?能力別にするか?」という論議と同じものです。
■「給料を見て俺はこんだけ働いたんだ」なーんて現実はどこの世界にも存在しません。
それは完璧な『妄想』です。
→続きを読む

タグ:共同幻想
posted by kagewari at 06:34 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


『住まいの心理学』
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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照

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