2013年06月07日

『経済学と心理学』

ちょうどこの前「動機形成」のナントカを少し書いたのだが、ここんとこと「貧乏だと買い物が楽しい」みたいな話には相関性があるので、ちょっと話を進めてみたい。

経済学においては(てか社会経済学とでも言えばいいのかな)、「先進国化でモノが溢れると総需要が落ち込む」って案外やっかいな問題がある。
(これが理由で先進国になればなるほど成長政策を打っても土地バブルだとか金融市場に金が流れるだとかなんだかんだで住宅政策で無理やり市民に分譲マンション買わせてとかの現象が起きる。)
逆に日本で言えば高度経済成長期その総需要に困る事は無かった、その代表が白物家電だ。
つもるところそれ以前は「不便だった」ので、これを文明化で「どうすっかな〜この手がありますが」のようなハマリ方すると爆発的な需要になる。
ここを以前広告業界は「不安や深いを煽るマーケティング」みたいに利用した時期もあったぐらいで(まーその典型が保険会社のCMですな)、
所得分布的に勿論低所得階層が可処分所得の絶対量が少ないのは事実なんだけれども、その可処分所得で高い消費性向があるってのはだね、不足感だけでは無いのじゃないかと考える訳さ。
(もっとも効果的な調味料が”空腹だ”みたいな関係の派生だわね、)

経済学で言えば潜在需要っての?
ここを俺は心理学的に「人はなんだかんだで先進国化の果てに不老不死欲求に行きつく」と考えているんだけれども(それこそ潜在需要としてね)、
■動機形成が案外力技であるのと同様、潜在需要の製作的喚起なんてのも(言えば不安煽りの一面もあるのだから)「似たような概念なのでめんどくさいものだったりする」と考える事ができる。
営業さんはみんな大変なワケでだね、
社会現象で言えば「戦火の中でこそ平和は希求されるが、平和ボケ始まると右傾化だのきな臭い話もポンポン出てくる」という都合のいい連中こそが人類なのでありまして、
まーそんな話はともかく、

不便な不都合や心理的に簡略化すれば「不快」ってのは「動機形成の発端」となるので(動機形成を単体でエイヤとやるのは力技的にけっこうしんどいものなので)こういう表現はどうかと思うが「不快ってのは案外必要条件だ」と定義して間違いでは無い。
 ↑
それを「需要」と見るのか「それだけで一個の完結した”業”に集約しちゃうのか」この差異だよね。
前者は「現実」だか後者は「ルサンチマン」である。
経企庁的には「ルサンチマンはねーだろーよ」ってなる構造。

話わかり難いかね?
たとえ話にすればだ、
「お隣さん洗濯機買ったのよ〜、あらいいわねぇ」というお題に対して、
1「負けちゃられないわね家も洗濯機買いましょ。明日からお父さんのタバコ代半分だから。」
2「このタライ洗いで洗濯機を超える可能性を追求できるのではないか?」
3「洗濯機持っている奴を恨む妬む」
1が「需要化」で、2が「オルタナ」で、3が「ルサンチマン」

戦争で言えばば、
「○国の侵略は凄惨を極め、X国国民は非戦闘員を含めて女子供に関わらず殺戮された」というお題に対して、
1「命をかけても恒久平和を目指してこの戦いを終結させる」
2「この話の発端は○国の内情における○○問題であり、ここを潰せば全てが逆さまにさえなるのではないだろうか」
3「何世代も恨む、○国の事は200年後も許さない」
1が「需要化」で、2が「オルタナ」で、3が「ルサンチマン」
(まーね経企庁的には「ゲっオルタナ系」でもあるだろうね、)

心理学でこれ補足すると、
1「反動形成(アクティブ)」、2「昇華(斜め上)」、3「内向性ナルチシズム(パッシブ)」
(まとめ方的にはかなり乱暴なんだが意味が通じればいいだろ、)
経済学的に解釈すれば「反動形成」なんてさ「経済成長における乗数理論みたいなもん」ですよ。


■経済政策的に俺は再三「ベーシックインカムが切り札」と発言してきたんだが、
なんつーかその背景にはですね、
カウンター表現込みで言えば「政策的貧乏化誘導」みたいなとこもあるのじゃないかと思い始めている。いやね、国民総所得の方で言えば「貧乏化」なんてのはナンセンスなのであくまでも「心理的側面」なこれ。
何時誰でも仕事を辞めてもいい状況を恒久化するのは確かにギャンブルには違いないのだがー
想定として「いくら口酸っぱく政府が行政指導しても有給休暇の消化を余らせる」「誰か育児休暇とかとった人いますかー」な背景に似たものを感じるんですよ。
(その癖「政策的GWの拡大」のようにマジ赤日にすると全員笑顔で休みやがる、「だから『共同幻想』って奴は、、」なんだが。)

ベーシックインカムってのはさ、「自主的な需要を”何ですか”と突きつける」要素があるのじゃないかと思うワケさ。
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タグ:共同幻想
posted by kagewari at 17:17 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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