2012年12月12日

法と秩序と国際関係に心理学

保守派の論説などでなかなか面白い話があります。
時々外交問題で穏健派が口にする「法と秩序にのっとって」という認識がナンセンスだという話です。
国家はそれ以上の権威の無い最高位の存在なので、これを取り締まる法的上位機関は存在してもいけないし、事実存在しないので国家間の紛争における法など無く「やるかやられるかだけである」という認識。
(どうやら保守派では国連は”所謂インチキな調整機関でしかも従米”な社交クラブ的な意味しか無いというのが疑いようの無い常識になっているらしく、国連がらみの話は前提条件にも登場しません。)

ところが保守派の認識は勿論『共同幻想の原則論』に依拠するので少々というか、かなり大規模に無茶な話になるんです。
確かに『共同幻想』の”はじまり”は”富国か強兵”であり比重的には「安全保障のために群れる」という生物特有の性質に起因するものです。
(この点では草食動物の群れと同じ)
なので「安全保障」であるのは確かですがね、
流石に「攻撃は最大の防御とばかりに核兵器」なんて事になれば”○チガイ”かって論理矛盾になるのであって(下手したら核世界大戦大会なぞやれば人類が地球上で暮らせないだろうって話なのだから)、『共同幻想の原則論』からも逸脱しちゃうんですよね。

注意すべきは、あまりにもベタな国家権力論で、
政権に求心力が無い時や世論に政治に対する不平不満がある時には、どの為政者でもナショナリズムを煽るっていう定番の(これはね下手スッとステスルマーケティングみたいなもので公取違反だよこれ)、政治力学の話ね、
大概の国際間のなんとやらなんてのはほとんどこういった政治権力の求心力を発端に始まっているのであって(大国がそのスタンスをグローバリズム(覇権主義)に置くのと同じ構造)、「攻撃は最大の防御」なんて方便がもうね壊れちゃってるワケです。
 ↓
「共同幻想社会の正当性に求心力を発生させるために(実はこの段階で「その『共同幻想』には瑕疵がある」ってことなんだが)、攻撃的ポーズを取る(抗議的興奮)ことこそ”怪しくなってきた『共同幻想』”生命維持のための割とみっとも無い広告違反(プロパガンダ)である」

実際の運用は上記のようなね、
あたかも「強迫心理」保守で抗議的興奮状態にある”ひとりナショナリズム”状態のメンタル問題における一断面と同じじゃないですか。
これをですな、
(前述の「その『共同幻想』には瑕疵がある」ってことなんだが←これは既に「その『共同幻想』は半ば「強迫心理」的局面に変貌しつつある」って意味なんだから)
いかにも本道の保守論みたいに真面目な顔して語られるとかワケわからんのですよ。

大国や帝国の覇権主義ってのはですな、大国故に『共同幻想の普遍性(世界を自国へ)』を半ば宿命のように負うワケで(宗教における布教不安のような心理←世界全員が信者でないことによる普遍性への不安)、辺境の小国における『共同幻想保守』とは成り立ちが違うワケよ、
こういう表現はどうかと思うけど、大国特有の覇権主義は「お家芸」のようなもので、「はいはいいつもの出ましたね、わかります。」のような認識でちょうどいい代物で、これが暴発しないように各国は武装しパワーバランスを保つってのが国際関係ですよ。
 ↓
「毎年ナイルが氾濫するワケだがから集落としてはどうしますかね」←これとあんまり違わない。
なので殊更大国の覇権主義やら陰謀ってものを”法廷用語の悪性格”みたいに左翼が批判するのもピント外れな話で、
(そもそも善悪の根拠は(宗教除けば)『共同幻想権威』であって、川下の集落がナイルの氾濫を”悪性”とか判断しないワケだよ、むしろ(共同幻想的上部構造はそっちにありとか思ってしまって)”神の意志である”のように集落側は昔考えたもんでさ。)
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posted by kagewari at 02:09 | Comment(2) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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