2012年07月06日

あえて政局

小沢氏の話じゃありません。
自民党がガタガタなんです、
ここは半ば小沢氏の読みだった部分でもあるのですが、
下記リンクに登場するジャーナリストの田中良紹氏が以前から論説している「日本の政治家は以前から官僚の差配によって政治資金を得てきた」という部分が関係してます。
(簡単に言えば官僚が設定した業界規制に関してロビー活動する対価に業界から政治資金を集める一種の出来レースで、間接的に官僚が政治資金を族議員に分配ししているという構図で、単純な利権がどうこうって話ではありません。)

田中良紹氏の論説でわかりやすかったのは田中角栄論における「金権だとか利権だとか言われたが、田中角栄を評価する上で重要なのは利権と言われようが金権だろが彼が政治資金を官僚に依存することなく調達した事」にある。
その系譜に属する小沢氏が何故官僚と対峙できるのかと言えば”そういう意味”と言う事。
(田中ロッキードを見て小沢氏は小選挙区制と政党交付金による選挙制度によって脱官僚を目指した。)

言うならば55体性の自民党・社会党というのは官僚に飼われていた形に近い存在だったのであり、そういう官僚依存で政治活動している構造を(与党も野党も)壊さない限り日本に民主政治はあり得ないと小沢氏が考えた事に始まる。

■さて自民党に話を戻すと
元から党の体質が官僚依存だった事もあり、「とにかく政権与党じゃないと食えない」政党になってしまっていて(公明党との協力無しに選挙ができなくなっていたり他にも依存的体質はある)、すっかりバイタリティーを失った実情がわかりやすく見え始めている。

除名処分を迫る自民党の愚かさ
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2012/06/post_305.html
自民、中川氏を役職停止6か月…採決欠席で処分
http://news.livedoor.com/article/detail/6723309/

 ↑
この辺どこで報道されたのかわからないぐらい小さい扱いだったと思われなのですが、自民党内にも相当数の増税反対派はいたのですが(郵政の尻すぼみも凄いが)、中川氏が”ひとり”みたいな体たらくはもうなんといったらいいのやらで、、
党内どこでもそうですが性格の違う「参議院自民党」はもう少し反発あるのでしょうが、どこまで期待できるのかなんともで、

いえいえ自民党に増税法案反対の云々を期待しているという意味ではありません。
党内論議として(民主の論議が大荒れだったような)盛り上がりがまったく見受けられない「低調感」というのか、ニュースにもならなさ加減というのか、
これは以前の体質を引きずるあまり、良くも悪くも「自民党」なる概念を推し進める原動力を相当に失ってしまい「滞留している」という事なんだろう。
(簡単に財務省OB長老派に仕切られて以降、党内で喧嘩する気概もないみたいな)

■そんな意味で既成政党から見た場合通常であれば小沢グループの離党は考えられない話で、
(政治資金を捨て、支持組織を捨て、じゃないが全く割に合わない話だから)
自民党としても「まさか処分が出る前にサクっと離党するとは思っていなかった」という事なんじゃないか(自分にたとえてみて)それが引用記事当時の「除名処分を迫る自民党」の姿だったのじゃないかと思う。
事実はご存知のとおりで処分どうこう以前に小沢グループは輿石氏の顔を立てる余裕を見せつつ離党した。
小沢氏が多数派工作しなかった理由の一部には「そんな資金も無いし」という部分も少なからずあるでしょうね。
(ここ本当に赤穂浪士みたいなノリで)
(小沢氏に関してよく後継者を育てないなんて話がありますが、こういう判断を自主的にできる議員は育てるとかそういうレベルでは無いでしょう。「なんとか見出そうとしてきた」というのが本音じゃないか。)

今度の政局は「ただ人数がいればいいということではなく”リアルな意味の数の力”」そのもので、各政党は50人余りの小沢新党が不気味でしょうがないって構図になっている。


考えてみれば自民党の凋落を随分と心配していたんだけれど、
自民党が野党となった事を契機に大規模な組織改編に成功していれば、今回のような野田政権と”なんちゃって連立”のような体たらくにはなっていなかっただろうし、三党合意もなかっただろう。
何をやってんだかと思うが「検察とマスコミ」そして「民主党の反小沢頼み」で抑え込んでいた”小沢氏”にみすみす自由な立場を与えてしまい自分で困っている図はなんと言ったらいいのやらで、、
「解党的出直し」だとか「本当に解党」しないと無理なんだろうね。
(ここはマスメディアも同じ)
▲『共同幻想への依存』ここはマスメディアも自民党も同じだから


現状小沢新党が解散総選挙で過半数を取るなんて事はちょっと考えられない。
(それだけの候補者を擁立する政治資金が無い)
しかしだ、
『小沢陣営が準備不足のうちに解散総選挙』が現行自民の最善策だと思うが、そもそも三党合意は「早期解散しない三党合意」なのであり、この手が打てないでしょう。
そうなると、解散は先に伸びる事になり、
民主党支持組織の分裂が進んでしまう。小沢陣営の支持組織がジワジワと増えていけば候補者擁立の余裕が増える事になり、選挙が来年なんて事になれば「小沢陣営が過半数」なんて可能性も出てきてしまう。
(※困った事に現在輿石氏が主導している定数是正の逝去制度改正は公明党を引き込むため小規模政党に有利となる比例代表併用を検討している。仮にこれが通ってしまったら小沢陣営にも有利になるばかりか、自公運命共同体が崩壊するかもしれない。)

自民党はこの状況どうするんだろうか?

(少なくとも輿石氏は次の選挙で民主大敗北の後、小沢陣営が勝利すれば民主内の”当時の反小沢派をパージして”小沢陣営との合流すればいいのだから「民主が負けても小沢陣営が勝てば同じ事」ぐらいの見当は付けていると思う。)


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posted by kagewari at 22:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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