2011年11月11日

「自分自身の結界と世界全体論」について

SF的着想から見てみると、
代表的には映画マトリックス(これも元ネタは”攻殻”なんだが)であるとかSF小説・アニメ・ゲームなどの着想として「世界は全て脳内イメージであり自分が終わると全て終わる」というものがある。
これ実際とあながち外れたものでは無く(なんせ自分の観察者は自分しかいないワケで)、この世に延々と語り継がれ常に人気のある『終末論』は、実際のところ自分の死のイメージに符合しているからと考える事もできる(全てが終わる時に全て終わる方がスッキリするため)。
フロイドが仮説として定義した『死の衝動』(これは現代的に言えばアポトーシス:apoptosis哲学みたいな発想でしょう )への論議も様々だけれど、実存主義で考えてみると(勿論無茶な論議での話だけれど)「実存密度が高くなればなるほど不条理も比例増する」なる仮説も無いことも無いかなと考えられる。
(※所謂超単独者はニーチェの超人思想じゃないけれどさ、つまるところ共同幻想的道徳の彼岸に在るわけで、それは『不条理許容量∞(無限大)』とも言いかえられるかもだから。)

でだ、
この根源としての不条理をですよバラしてみっと、
「自分が自分として生きちゃっている事柄自体がそもそも不思議過ぎる」ところに行きあたるのであって、『生物としての絶対肯定要素(てか組成)=時間と自由の観察者(当事者)』的な話にならざるを得ない。
 ↑
ここをあっちがこーでこっちがあーでみたいするとアポトーシス的死の衝動論ができあがんのかも知れない。

ネタバレ的に考えてみれば「仮に自分がネコだったら」観察され確認される世界はまるで別物になるのであって(光の反射により認識される視覚情報や人間より遥かに高性能な聴覚情報と相まって世界の在り方そのものが違うくなる)、同じ世界と言えないほど違ってくる。
つまり「世界は全て脳内イメージであり自分が終わると全て終わる」着想はあながちSFではないとも言える。
(強引に言い換えれば「世界は自分自身の結界と同じスケールでしか在り得ない」)

これね〜合わせ技で考えると(必ずしも不条理は=不快では無い)世界の広さは「個人の不条理許容度で決まる」となるため根源的に矛盾に突き当たる。
何故なら人の自我は合理的組成で成り立っているので(てかロジカルな合理性)、無限大に不条理を許容してしまえば個人としての自我の形を保てなくなる。
(ここ神の概念がそれに近い話によくなりまサ〜ね)
『自分が自分で在る事は世界の限界を知る事ナリ』
何も難しい話じゃ無くって、自分を超える話はこの世にありませんよってオチ。
(そりゃ勿論自分を生きているんだから)

そこで根源的ストレスを想定すると、
「自分を超える話の渇望」となるのかもしれませんが、
超えちゃったらばさ(ネコの世界じゃないけれど)世界そのものが違ってしまうのであって、それを想定してそれを空想しそれを渇望している観察者である今の自分を同時に喪失するのであって、これ絶対不可能なワケですよ。
在りうる可能性ってのは「映画や小説への感情移入じゃないけれど」一種の空想でしか在り得ない。
「空想には限界点が無い」
(映画や小説にあるように”感情移入可能なリアリティー限界”はあるけども)

だとすれば世界の広がりは(自分を取り巻く現実とは関係無く)「前例の無い空想力で決まる」ことになりますわねこれ、
(事実仮想によって立案した証明を現実で行って”発明”として単独での新大陸を発見する場合もあるのだし、)
結果論から考えるからわからなくなるんですよ、
なんせ現代文明は現世利益的経済合理化(=文明化)によって結果論の縛りが心理的に大きいっスから。

ここを原理原則から見た場合、
「世界の広がりは実績や実力と無関係な前例の無い(開拓的)空想力により確定する」わけで、
『自意識マター』で言うところの自由というのは結果論との格闘(抗(あらがう))でもあるのでしょう。
(文明社会は常に結果論的証明により強迫性を発揮するワケですが)
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posted by kagewari at 17:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




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