2006年04月23日

妙な事件が続いている

家庭を持つ男がマンションから幼児を投げ捨てる殺人事件や、大手マスコミ関係者が出会い系サイトを使い少女をAVよろしく連続強姦したり(彼はカメラマンでもあった)、
そもそもマンション耐震性偽造事件の設計士(妻が自殺)にしても、問題が家庭内で起きたのではなく、「耐震性偽造」という社会において起きた。

この関連性に共通するものがある
家庭時代等の過去の脅迫(強迫)により精神的な問題を抱えているにしても、通常内向化傾向による抑圧に起因する精神的な悩みは「表に出るにしても内向き」であって、外からはかわらなかったりした。たとえ外に出ることがあったとしても、そこには明解な投影(自分の子供時代)や、自我の崩壊にもにた衝動としてそれは外に出たのであって、幾分かの自意識の考えの元に社会に対して「いかにも自然であるかのように」それが表に出る(動機形成されていると見た方がいいのじゃないか)ってのは、これまでに見られなかった傾向で、彼らが精神的な問題を抱えているって部分に確証があるのではないが現代の自我と社会の関係を推定する事はできる。

堀江が台頭する時代になってから「漠とした社会の権威性」は地に落ちた。メッキが剥がれたと言ってもいい、
昔なら、絶対的な権力でもあるかのように思われた大企業の主脳が、有能なベンチャーキャピタルに容易に追い詰められ、この対応がまるでなっていない(醜態とも言えるぐらい)有り様なもんだから、余計に(そもそも根拠等無かった)権威の正当性が大暴落した。
この時代に平行して起きた象徴的事件と言えば「国土計画の堤逮捕」であり、「コイズミの自民改革」になる。これ、両方とも旧権威の化けの革を剥がす効果があって、社会等というものが野生に過ぎないかのような現実を突きつけた。
『正に現代社会はフロンティアとなった』

ある意味、「面倒事やヤバイ事をするなら社会へ」
これが合理的になっているのじゃないか?
本気で今、社会は「問題が表面化する前のバッファー(緩衝地帯)」のようになっている気がする。
岸田は「日本における神(欧米的)の概念があるとすれば、それは世間様だろう」と定義したが、今「世間様」等という社会そのものに対する畏敬の念のようなものは、ほぼ完全に消失しているように感じる。

昨今「歩行喫煙の禁止」等、喫煙にまつわる規制が急速に広まっているいるけれども、これもマナーとして(恥ずかしいだろうみたいに)であって、世間様に対する躊躇ではない(この国が「明文法社会にシフトしている」現象)。
日本は元来慣習法によって立つ文明を持っていて、アメリカのような「弁護士だらけで大騒ぎ」みたいな明文法的なくくりが無い(見かけ「順法精神」に欠ける)。なので、慣習法の根拠となる世間様への畏敬がないと、社会に対する自己規制的概念は無力化してしまうのであって、、
『自分の身は自分で守る』みたいな危機意識を持つ事が、不自然じゃ無い時代なのかも知れない。
posted by kagewari at 21:01 | Comment(0) | TrackBack(1) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月12日

小沢が民主の党首になった。

そんな中ネットの世界ではまだ、オウム関連やアルファーブロガーの暗闘が終わる事無く続いている。
まるで、ネットにおける表現の在り方を模索するかのように、

そして又、エポックな事件も起きている
無謀にも、社民の福島党首(いくら何でもコメント欄開放でネット上で発言するなんて無謀すぎる。この人は自分の評判がネット上でどうなっているのか知らないのだろうか)の書き込みを掲載したブログで「福島党首エントリーが大炎上」した。
http://blog.so-net.ne.jp/venusheart/2006-04-06-1
これは無謀を通り越している、
よもや社民党の関係者は、自分達(特に福島党首に関しては「人気者」と言ってもいい批判的捉え方が既に常識化している)がネット上でどのような存在なのか全く知らないのだろうか。。
まさかと思うが、もしも、もしもそうなら「こりゃ救えないデジタルデバイドだ」ってか、世論を軽視するにも度が過ぎている。

そんな中ようやく小沢が民主党党首として登場した、
おそらく9月の党首選はシャンシャンで続投だろう(管に大差をつけた意味は大きい)、暫くはこの体制で固まる事は間違い無いだろうから「小沢野党時代の到来」と考えていい。
政権取るって話にはとてもじゃないがならないだろうから「小沢野党時代」でいんだと思う。

早速、小泉首相靖国問題にこれまでと全く違う角度から批判を行った。
自民が昔から動き、実現しなかった「A級戦犯の分祀」に言及した訳だ、
彼の事だから(信教の自由もあって政治的圧力は難しいとされている)、何か勝算あっての発言だろう、
そもそも小沢がどうして左巻き元社民系とそりがいいのか考えてみたい。
元々彼は自民の主流派でありPKO派遣にGOを出したのも(実質)彼、そして「普通の国」的主張はマスコミに右寄りと批判された。
その判断が間違えだって事は、彼が「田中派」である事だけでも理解できる。何せ日中国交回復やってのけた派閥の後継者だったのだから、
田中派ってのは地方への利益誘導という形で所得の再分配に熱心だった派閥であって、元々政策的には左翼っぽい部分がある。そして田中のオヤジは、アメリカの承諾無しに日中国交回復をやったツケとしてロッキード事件(ほとんどアメリカの陰謀)によって日本の政治の表舞台から排除されたのだから、アメリカ追随なワケが無い。

そこから見ると、元自民主流派でありながら彼の得意な政治姿勢が見て取れる。彼は決してタカ派ではなく、所得の分配と独自外交路線がメインなんだろう。外交的にアメリカ主導ではなく国連主導で考えているのは、国連に信頼感があるという意味ではなく、アメリカ追随からの脱出が狙いだからで、戦争の歴史と憲法による集団安全保障の解釈から言えば「国連主導でしか選択肢が無い」ワケで、国連の問題は国連改革として考えていけばいいって見方も出来る。
そもそも、国連が未来永劫今と同じ体たらくって事でもないだろうし、
日本の将来の形ってところからは、確かに彼の考え以外主だった選択肢は無い、そして自衛隊から独立した国連軍を創設させれば、自国の防衛を自国の国連軍によって守る事ができるので、体外的にも軍拡とは見られる心配も無いのに「対外的には強大な抑止力にもなる」。これ心理的な一石二鳥、
そもそも軍隊なるものは「使わない」事が最も有能な運用で、使いやすいとかって技術的側面より「心理的抑止力」がもっとも大事なんであって(典型例が『核抑止』)、軍事オタクサイドの批判は戦術論に偏りすぎだろう

田中派は、地方への所得分配の見返りとしてバックマージンを受け取りこれが金権政治として批判された背景がある。
その後対米関係では貿易摩擦が起き、日本の内需拡大が一時期の政治的テーマだった(前川リポートとか)、小沢はそんな時代の中心にいたのであって、高齢化時代の社会に対する新しい所得分配として「年金改革」をその政策の中心に据える事は、彼らしい判断でもあるし、心理的にも「将来の不安を解消する」年金改革は、経済政策としても正しい。

既得権益の破壊や、閉鎖的な日本経済の開放が小泉政権の役割なら、小沢がその後「年金の一本化」と「国連軍創設」で、内外政の基本を固めるって流れは「流れてきにもアリ」で、個人的意見としては「小泉政権→麻生政権→小沢政権→阿部本格政権」となるのが最も好ましい。
この日本の政治体制の巻き直し(前原は最悪だった)は、「永田メール事件」によってもたらされた。
永田メール事件の全貌はネットの世界が完全に表のメディアをリードする形で動き、これを原動力に前原は飛んだ。
ネットの世界では小沢も批判的に見られているが、その批判は「政策論争的」な範囲になるので、ダメを押されているとは考え難い。

ひょっとすると「本来あるべき健全左翼(これまでに一度もこの国に存在した事が無い)」が小沢なのかも知れない。
そっから見ると、昔随分と彼を批判的に報道していたマスメディアの似非左翼ぶりが浮き立つってもので、
ネットの存在によって、マスコミがその批判の対象になったことはロッキード以来歪みつづけたこの国の政治を「ほんの少しだけ挽回させた」のだと思う。

今ネットの世界では「情報の有料化」が進んでいるし、「マスメディアのニュース配信有料化」の流れも加速している。
フリーである事が一番馴染みがいい業界にあって、次に求められていくものは広告代理店機能(スポンサーが付けば無料で継続できる)だろう。
表のメディアから広告会社が足の置場をネットに移す時、「新聞を殺す」なんて話は再燃するかも知れない。
そもそも駆け出しの記者が、何人も重複して記者クラブに属し「全く同じ一時情報を元に記事を書く」ってのはあまりにも非効率だ。これまでの大新聞的報道は、通信社に全部任せてもいいのであって、ジャーナリストとして自分なりの取材が出来ない記者は自然淘汰されていくだろう。
通信社の配信にコメントをつける機能はネットの方が強い、

しゃべくりが苦手な小沢にとっては、そんな世界の到来は好都合だろうし、正直ちょっと面白くなってきたと思う
posted by kagewari at 19:46 | Comment(0) | TrackBack(1) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照

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