2004年09月05日

自己嫌悪の再考2の前に「言葉」の謎を考える

時々「あの一言が無かったら」なんて台詞を耳にする(テレビ局の過剰演出のシーンには頻繁)こりゃ何だろう。
『目から鱗』なんて言葉もある、『思いもしなかった』も近い線か、

「妙に納得させられて自ら開眼」のようなイメージだと思うが、これは不思議な話だ。この反対に「理屈では無い」とか「言葉で言われてもわからない」とかがある、
さて、この両者は何が違うのか?
ここは話を随分と強引に説明するのが、わかりやすい

「あの一言が無かったら」なーんて演出に登場する言葉は特に飛び抜けて予想だにしない言葉じゃなかったりする。
「開きが早いんじゃない?」
「渡り鳥だからだよ」
「この方が取りまわしが楽なんだ」
「それって、同じ意味じゃない?」
「なんとなく傾いてる気がするなぁ」
「同じものが並んでるとも言えるよ」

なんでしょうかこれ?
これに呼応する言葉に『発想の転換』って言葉がありますが、この意味は「発想の前提を間違えた」で、「考え方によっては自分でもそのアイデアを思いついていてもおかしくなかった」ということになる。それを証明するように、「あの一言」を言った当事者は殊更アイデアを出したつもりではなく、ふとした会話の中で(ある事が頭から離れない方の当事者が)「!」っと勝手に気が付きそこから思いもしないアイデアを思いついたりします。

つまり「知っている筈だったり、思いつくポテンシャルがあるのに思いつかない事がある。」
ここまでは誰しもが思う事で、精神分析の出番もさっぱりな話なんですが、続きが肝心。

では「思いつかせなかった障壁は何?」、
これが『無意識の関連付け』常識ほど自覚的ではないが、自分自身の発想をも拘束する与件(or余談or憶測or思い込み)です、その障壁は「ふとしたきっかけ」で瓦解し、アイデアを生み出すのですからたいした障壁ではありません。
しかし、「ふとしたきっかけが無かったら」延々それに(なんと知っている筈の自分のアイデアに)気が付かないんですから、ナントカは盲目とかそういった状態は誰にでもあるんだって証明で、

この仕組みをちょっとひねってみます。
「あの一言」を次から次へと否定したらどうなるのか?
自分自身の発想を完全黙秘する事も可能です。
これが、悩みに終わりが無い構造のシンプルな形になります。
問題は、どういう理由でこの「あの一言」を否定するのかってことになるでしょう。この理由に最も都合がいいのは「常識や倫理、道徳」です、「ナイナイナイ」「ありえない」。これで自分自身の視野を限定的に縛り、ハプニングを抑える(今までと違う事を思いつく可能性を封じる)ことに成功するのです。
posted by kagewari at 22:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月04日

ロシアでえらい事になってる。

チェチェン問題は、アメリカの中東政策以上に深刻な問題で、民主主義さえまだ未成熟のロシアには当事者能力があるのかすら怪しい。そもそもチェチェンに反ロシア政権がどうとかそういった問題では無いと、俺思う。

何故って、アメリカの言うものではない「今の民主主義」は、NPOやNGOによるボーダレスなもので、ある意味新アナーキズムなのであるわけで、独立も何も意識の中に国家なるものがどれほどの位置を締めるのかってことなんだろう。
国境線って概念自体がある意味ヨーロッパサイドの近代の発想で、自身の古里がアイデェンテェティーになる事があっても発想を「国家としての独立」に置くのはどうなんだろう。
アメリカにも一理あって、アメリカの考える民主主義はさておいて、自由経済のほうが大事なんではないかと思う。地域で自主的に自由に市場やコミュニティーを育てる事が出来るのであって、これを民族主義に結びつける事は無い。

報道によると黒服なる、「未亡人の自爆部隊」の話しまで出ている。(この情報で治安部隊は当初から絶望的な気持ちになっていたという話もある)ガンジー辺りの時代には、第3世界的な「新植民地主義」への闘争ってのもリアリティーのあるテーマだったと思うが、そもそも個人と国家の関係は「そこで産まれた」以外にとりたてて接点は無いのであって、民俗だの国家だのの正当性などというアリもしない幻想に個人がマジになっちゃいかんと思う。
確かにチェチェンにしたら『ロシアが侵略した』という世界の中で自己防衛の戦いを意識するのだろうが、民主主義っていうのはロシアの傀儡政権が喩え出来ても「選挙によっていつかっ、、」て可能性を時間はかかるにせよ残していくのだし、ロシアはもう帝国ではないのだから、いくらなんでもいつまでも選挙までも牛耳る事は出来ないのだし、ともかく傀儡でもなんでも一度許容して、その中で「チェチェンとして私は如何に生きるのか」があっていい。自爆テロは何も解決しない事は明らかで、「如何に生きるのか」って事で実業を起こしたり地道に力を付けていけば、合法的に野党を形成できるのだから。

ロシアの軍事干渉を肯定するつもりは無いが、悪循環はどっちかが切らないと、エスカレートしてしまう。

今回のケースから、状況を静観するより、計画的に治安部隊に突入させる方が被害者が少ないって話になりかねない。ますますアメリカのイラクでの内戦状況をある意味肯定する結果になると思う。(ブッシュの支持率上昇にこの事件は一役買うだろう)

皮肉な事に、先進国では徐々に国家主義自体が形骸化しているというのに、文明化の弊害で伝統的な文化を半分失った国は、今後追いで国家主義であるとか民族主義的な自立(独立)をしようとしている。これが先進国に反動的な(マジな話リアクションとしての武装化)軍事化を生む悪循環になっている。

世界的に「集団化する暴力的闘争自体が不毛だ」というなんらかの表明はできないものか?反対に「こうやって合法的に野党をつくりましょう、その野党が不当に弾圧されないように国連は応援する機関を設けます」とか(そうなるとビルマなんかも話が違ってくるのだろうし)。個人が復讐のために個人だけの判断で、国家に対してテロリズムを試みる事は基本的にあり得ない。

このままだとテロリストの側は、リアクションしてるだけの先進国側に国家主義があるように誤認するばかりだろうし。
そもそもEUなんてのは、一国主義の時代じゃないでしょって提言だった筈なんだが。

国家という共同幻想が一人歩きしてもいいことは何も無い。
posted by kagewari at 21:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月03日

ナベツネの2リーグ発言で、巨人のパ移籍がマジの話になってきた

ヤクルトファンの俺はそれで結構なのだが、球団営業はそう簡単にいかないだろう。オーナ会議でも反対のポジションだと思うのだが、ちょっと面白い展開も予想される。(ライブドアやシダックスの参入がセ・リーグである事も大歓迎だ)

1巨人戦の視聴率がガタ落ち
2対戦相手も試合内容も関係無いので、落ちてるのは巨人人気
3セ・リーグのイメージダウンも甚だしい
4広島経済界が支援の方向
5球団に資本参加してる(TBS・ベイ、フジ・ヤクルト)放送局が巨人戦の放送から手をひきたがっている
6ライブドアの会談が予定されているのはセ・リーグオーナー
7古田君がそもそもストを構える覚悟をしてるのは、オリックスの近鉄吸収合併であること(言い換えるなら12球団の維持)
8公正取引委員会は新規参入60億を問題にしていて、これにヤクルト主脳がコメントしている
9どう転んでも交流試合の方向は変わらない

セ・リーグの新球団歓迎はパ・リーグだけを対象にしているのか?今後予定されている地上派デジタル化について裏でメディアも動いていて、インターネットTVもその対抗馬である事(光ケーブルの契約は増え、携帯の3G化も進んでいる)。

個人の時代の台頭は、視聴率の分散化を生んでいて、ある意味ゴールデンタイムという言葉の形骸化が始っている(視聴者は早朝と深夜にシフトを始めた)。

どう考えても、巨人のパ・リーグでいんじゃないのか?
セ・リーグのオーナーもその辺に気がついているのだろうから、コアな野球ファン(有料でも見るってタイプ)や、新規(子供たち)の野球ファンにはそれで理解が得られるのじゃないか(ドラフトを含めてあくまで野球ファンであることが第一義であって欲しいし)。巨人のパ・リーグ移籍を巨人ファンが反対していくならそれはそれで応援したいが、これまでの巨人を巡る問題を一度整理するのなら、巨人のパ・リーグ移籍はいい転機なのかもしれない。

しかし金融再生機構じゃないが、金融サイドにまである特定の球団の合併を他球団のオーナーが(コミッショナーでは無い)働きかけるってのは、次元の違う問題だと思う。
posted by kagewari at 00:43 | Comment(2) | TrackBack(2) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


Amazon 2
所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
自我と時間』参照




comments他

・コメント欄は『公開掲示板』同様に原則削除禁止です
(基本的に削除依頼には応じられません、削除依頼は投稿禁止ワードとなってます)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となってます
(同規制キャリアから登録抜けによる投稿がある場合、投稿は自動削除されると同時に規制IPに追加登録されます)



現在コメント欄閉鎖中 (2014.7.26〜)



LINK
□ダークサイドオブkagewari(ミラー)
■retour&Retour
□etc;;Blog

kagewari01
タグクラウド
RDF Site Summary
RSS 2.0