2009年06月04日

共同幻想瓦解兆候時に現れる社会的反動

共同幻想が保守における社会システムにおける原理であるのは言うまでも無いのだけれども、歴史的に常に共同幻想の崩壊過程では「保守反動」のような(心理学的に言えば”抵抗”)が起きてきた。
心理学のそれが同じであるように、共同幻想の崩壊時にそのカウンターとなる進歩的発想は対象となる共同幻想のコア(保守的原理)が表現されないし哲学的論証も曖昧であるため(だから保守なので→継続保守することで維持されるロジックであるため”説明を省略できる合理性”が集団化のインセンティブになっているワケで)、これを批判する形の進歩的発想は常にカウンターとしてアンバランスで(対象が曖昧な分表面的には”相当インチキ臭くても”批判するだけは有効だったりする)、内容もグズグズである場合が多くてこれが保守派の反動意欲に火に油を注ぐ結果となるケースも多い。

個人心理学においては、事実関係の確認を精神分析で行い(無意識化されている原理を証明する)、実際テーマが論理矛盾を抱えるケースとなるため(なので強迫なのだし)、カウンターの設置における自我バランスを確保することにおいて、偏向が発生することは論理的に発生しない(分析がトンチンカンだとアレだけれど)、
これは対象の明解化と、実証(カウンター)の意図に利害関係が無いため(第三者性の担保)で、社会心理における「共同幻想の賞味期限切れ」の方がよっぽど不安定になったり一時的な悪循環(火に油)が発生するのは予測の範囲内と言ってもいい。

それぐらい社会心理はやっかいなもので、
批判勢力もインサイダーとして(自らの利害関係から批判を構築するので、利害に関係ない側から見れば単なる利己的ポピュリズムに見えやすい)発言していくためその反動も目にみえて敵対的になったり、昭和の時代であればナチスに代表される『ファシズムの台頭』を招いてしまうなど大失敗を幾度も経験してきた。
フランス革命であるとか日本の戦国時代であるとか、暗黒時代とも呼ばれる混沌は近代以前であれば100年オーダーの時間的猶予もあったけれど、情報化社会の現代においてはこの現象が10年オーダーで起きる。
うっかりしていると知らない間に論議がエスカレートすることもある、
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タグ:共同幻想
posted by kagewari at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月26日

小沢とマスコミ

彼が口下手説明下手なのは政治家の資質として論外として(笑
本気でマスコミ大丈夫かって部分考えなくちゃいけないでしょう、
雑誌各誌は廃刊が相次ぎ、インターネットの頭角と反比例して紙媒体そのものが存在意義を問われ始めている。
特に大手マスコミ(TV新聞媒体)はその報道の質が問題で、実質的には各種法によって報道特権のような形で独占的権益化の中巨大化してきたこのメディアは(なので独立系であるとか民主的媒体とはその構造からして言えない→お上の広報的側面は常にその背景にある)その存在意義から崩壊しつつある。

心理学的説明の前に、この辺の話は構造的矛盾がバレバレに露呈していて大手マスコミが民意であると世論であるとかを語る前に経営の形が国家統制的保護下の独占権益である事と、国策的な広告独占の下でジャーナリズムを維持できる筈は無いのであって、
(日本の場合文化的に情報媒体好きな文化背景があるので、明治維新から高度経済成長と国策的にメディアを育てる事は必ずしも民意から離れたものではなかったのも事実)
サブカルとしてこれを補完する独立系の雑誌媒体があってこそ”ジャーナリズム的要素”が機能してきた一面がある(雑誌が先行してジャーナリズム的方向性を付けて大手マスメディアがこれを後追いする等)、
しかし、インターネットの頭角によって独立系雑誌媒体は経営的に限界点にあって(ここには大手マスコミの独占が背景にあるのも確かだけれど)、雑誌媒体はインターネットのコンテンツとしていかに収益モデルを開発するのかって部分は逼迫した環境にあると思う。
『有料会員サイト』は運営モデルとして必ずしも成功しないからだ、
(インターネットの場合会員性として有料化してもコピー媒体が流通するのでどうしたってうまくいかない)
インターネットはその”無料性”によって文化構造が構築されているので、サイトの収益は『広告表示の開発』等によって(ここは携帯やブロードバンド回線普及時の法則と同じく)「どうやったら無料であってもビジネスモデルが成功するのか」って方向性から考えていかないとまず成功しないのじゃないかと思う。

このビジネスモデルの模索は別項に送るとして
(住まいのブログの方に書くかも)、
現在の大手マスメディアの環境を整理してみよう。
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posted by kagewari at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月16日

傘をささない人が増えた

心理学を本気であれこれ考え始めた後だったか、前だったか
(確か前だった筈・・・)
心理学後の後から考えれば「笑える共同幻想」として、
当時は「歪なる普通の概念」の発見として、

もう霧雨なのに、雨の状態を確認することもなくボーっと傘をさしている人の数があまりにも多いことに本気で馬鹿らしくなって俺は大学生〜今の仕事に就くまで(接客業務でもあるので流石に今では傘さします(笑、モバイルPCが雨で濡れちゃうのもヤバイので)、
『どんな豪雨でも意地でも傘をささなかった時代』がある。
これも一期二期みたいに微妙にスタイルは違っているんだけれども(必ず帽子持ち歩いていた時期もあるし、ソフト帽にトレンチコートな時期があったり、最後期は不審者丸出しの黒いレインコートを常時持ち歩きと合理的方法に進化して、雨が降るとか降らないとか考える事もなかった→ま一種の面白おかしいお題みたいなネタになっていた)、
その影響か今はハイテクスーパー軽量三段折りたたみ傘を常時携帯で、
やっぱりあんまりささないんだけれども(笑

ともあれきっかけは渋谷に輸入レコード買いにいった時の話で(CDじゃなくてアナログレコードってところが時代をしのばせるんだが)、まさかセンター街を抜けるほど馬鹿じゃ無いので、渋谷では道玄坂から東急裏ルート歩く事が多かった(過去形なのは今でも中央線系の人間としては渋谷は個人的に疎遠な地に違いが無いから)。
で、当時から一部ルートは規格歩道の幅員が狭くて傘なんてさしているとすれ違うときにあたるワケだ、
ある日ほとんど雨があがっているってのに歩く人歩く人傘をさしていて、
もうね、
「傘そのものをさすのを止めよう」と、
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posted by kagewari at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月28日

経済と心理学

現実論を語れば一番話が早いのが経済ってことになる。
(事実経済学と心理学には深い関連性がある)
ここで量子力学における不確定性原理みたいな話をしようってのじゃなくて、実体経済と呼ばれるぐらいこの流動し循環する現象は人に纏わる現実の一部なのであって、現実を必ずしも「人の手の及ばない普遍的環境」と考えるのが乱暴に過ぎる論証でもある。
民主主義論も同じ、
自分ひとりの経済行動だけでも観測不能なレベルであっても経済は変化しているのであって、しかもそんな瑣末な現象の積み上げがGNPでもあるのだから(ここも間違いなく)その単体の行為を現実と関連性が無いと考えれば=民主主義における「一票ぐらい金で買って何が悪い」並のナンセンスであるのも事実、

労務環境にあっても、誰かが「フレックスタイムにしませんか」と言い出さない限りこの世にはフレックスタイムなど存在しないのであって、
『現実普遍論』とは人類が直立猿人であった時代のオマージュに過ぎない
文明なる共同幻想を獲得して以来人類は”現実そのものに干渉し続けてきた”のであり、その幅は「草食動物が増えすぎて植物が・・・後に・・・」的なシンプルな経済モデルをあたかも手品のように拡大し(流動性や弾性値を拡大することで”余地”が拡大して直接民主制的なダイレクトな消費と生産のモデルを”爆発的に取引選択の余地”を拡大することで「投資・成長」の概念を発明→文明化に至る)、現在に至るのだけれど、
この経済モデルが人類普遍の習性かと聞かれればそれは違う、
時折発見される未開民族に見られるように、自然環境に恵まれていて”シンプルでダイレクトな経済モデル”でなんら生活上困らない場合(同時に発見されにくい立地等安全保障上にも有利でである場合)原始時代的な文明レベルとそれほど変化しないのも事実であって、現在の文明化を標榜している各国家群に起きた現象は、安全保障(戦争)や通商等のコミュニケーションによって拡大された「強烈に競争力や正当性、インセンティブが担保された共同幻想の雛形」が”経済”と考えてもいい。
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posted by kagewari at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

安全保障がいよいよ心配

ロシア中国の不安定要因は何度が説明したとおりだけれども、
ここのとこタイで騒ぎになっている過激すぎるデモやら南米における反米政権の独裁化への心配、この辺って急激に過ぎる民主化の過程で自然に起きる現象なのだと思う。
確かに米国が世界の民主化における旗振り役には違いなく、
同時に市場開放含めての(ペリー時代からここは変わらない)圧力となる場合もあるのでこの圧力は急激に過ぎる場合もある。
やっかないなのは、だからといって軍政や王政等の独裁政権を支持するのもどうかと思うし(WWU前後の列強には珍しくないパターン)、
十分そのリスクを承知でそれをはねつけた中国の読みも”読みとしては”正しい。
かといって現在の北京政府が心配している「その後どうやって民主化するか」なんてーなプロセスは世界的にも成功例があるワケでもないので(ソ連のペレストレイカは結果軍も登場しての大騒ぎになって→後にプーチンロシア帝国と先祖がえりした)、どうにもここは難しい話になる。

輪をかけて昨今の情報化社会の場合、各先進国には第三世界の”これでいいのか”な情報は溢れるので先進国世論は「とにかく民主化すべき」な世論形成となって自然。
ところが日本においてすらまともな政党は「政権交代がおきて、先ず民主党から次に野党時代を経た自民党が」まで待たなければ選挙するにも数が揃わない状況なのだから昨日今日経済的にテイクオフしたばかりの第三世界諸国に一気に現代的政党を実装した高度な民主主義を期待する方が無理がある。
皮肉な事に昨今の安全保障上の問題は「性急過ぎる民主化の弊害」なのかもしれないし、
やっかいなことに世界は「かといって独裁政権を放置したり人権侵害のある政権を支持もできない」状況にある。
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posted by kagewari at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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