2018年07月20日

「退屈だと死ぬ病」から考える「メンタル問題離脱過程における欲求不満構造」

「退屈だと死ぬ病」メイン記事はこちら
http://kagewari.seesaa.net/article/460233482.html

心理学における中でも”精神分析”のメインイベントは「強迫心理」元ネタの”幻滅(がっかり興醒めする様)崩壊”ですが(推理小説で言うところの最後のネタ証しカタルシス)、
地味な側面のようでありながら、結構な問題となるのは、
以降の離脱過程・リハビリ過程における「欲求不満」です。

何のことかって、考えるまでも無いと思いますが、
当事者が「メンタルに問題意識を持つ」に至る事例の場合、それに気が付いた『自意識』にとってそれは不快でしかありませんが、『興奮』を果実に快・不快原則を満喫している脳にとって「快感代謝のネタの喪失」に他なりません。
 ↑↓
まだまだこのブログ初心者の方は意味わからないかも知れませんが、
詳しくはサイドバーのリンク『基本用語』の解説参照ください。
簡単に言えば、
映画の世界のエンタメジャンルに「悲劇・いじめ・ホラー・猟奇的殺人・戦争」が有力な位置に存在していたり、遊園地でも人気なのは「絶叫ジェットコースター」や「お化け屋敷」だったり、登山などにおいては「死ぬかもしれない難易度の登頂」を目指したり、
夏の風物詩は「肝試し」です、
毎日毎日放送される(週に何回放送するんかいって)「刑事ドラマ」では、毎週殺人が行われる様子をお茶の間ではエンタメとして楽しく閲覧します。
(時代劇隆盛の時代は最後主人公が大殺戮するのが定番でした。)

人によって(嫌がっているのに)無理やりジェットコースターに乗せられれると?
大パニックになりますね。
メンタル問題における不快認定というのは、そういう現象であって、脳にとっては大きな意味でそれは”エンタメ”なのであり、「ジェットコースターに乗せられる禍(わざわい)」が仮に解消しても、その時には(別の意味で)脳は不快からの解放感と同時に”大きな喪失感”も感じるのです。

●「悪い酒でもアル中になるのは同じ」
だいたいこういうことかと
(もっとエキセントリックな表現すれば「無理やり麻薬中毒にされたとしても麻薬中毒であることは同じ」)


■さて、メンタル問題離脱過程において
主体性や能動性の回復は一朝一夕(いっちょういっせき)では終わりません。
何故なら長らく『抑圧』されていた『自意識』は、好き勝手に自らの利益を攻撃的に追求する自由(抗(あらがう))に慣れておらず、「えっと何しようか」こそが直面するテーマになるからです。
そこに「退屈だと死ぬ病」ですよ。
メンタル問題などがリバウンドする理由のひとつであり、
離脱過程で様々な三次的紆余曲折が起きる理由。
(場合によっては、その段になって「カルト宗教・洗脳的マルチ商法・謎の陰謀論・左翼政治思想・終末論」などに洗脳的リンクに陥るリスクでもある)

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posted by kagewari at 18:48 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月18日

オウム報道にちなんで「所謂洗脳とは何か?」

厳密に言えば”洗脳”って概念には無理があるというか、
具体的には”ある状態や現象”が(一般社会には)洗脳なる概念として見えるって事かなと。

心理学的には『共同幻想』における中心的概念「道徳や常識」も類似するものですし、こと宗教に関して言えば”ドグマ(戒律や教義)”からして”それ系”になる訳で、
(ISじゃないけど「原理主義派カルト」ともなれば関わりかたそのものが洗脳機関となる)


■話を分解してみていくと
「つまるところ『抑圧』と『依存』」です。
「そこに『権威』と『自我防衛』」を合わせれば、状況として洗脳に他ならない。
(※前々回のエントリーで、『ストックホルム症候群』を事例に説明してますが、権威者が無茶苦茶なド・Sな暴君であるほど、結果として権威性が上昇していく話しをしていますが、)
極端でエキセントリックな新興宗教ほど、加入信者にはその権威性が真性なものに思えてしまうレトリックがある訳で、
 ↑↓
ここはメンタル問題などにおける親子関係などのヒエラルキーが幼児や子供側の都合により(人類ヒト科は気の遠くなる生育期間を必要とする)、勝手に過剰化する構造を誰しも織り込んでおり(普遍的コンプレックス心理のような)、
 ↓
そこは順番の話になりますが、
親子関係や家庭社会関係(適応)の局面で、何らかの不都合があれば(不安や不快『興奮』)、実体としてはそれほど極端な人物像では”無い”にも関わらず、被っている不快『興奮』に比例する形で権威者が自動的に暴君化認知されるため、
(実際はそんな背景や環境は無いのだけれど)関係の悪化や不全や社会適応の局面における被っている不快『興奮』によって「コンプレックス心理の構図が勝手に組みあがる」ワケです。
(自分の脳内で勝手に映画『フルメタルジャケット』が上映開始されてしまう)

意味わかりますかね、
簡単に言うと「きっかけとなる関係性の不都合から不快『興奮』などに至ると、その不快感度に応じた(主体的認知では無くて被(こうむる)受動認知により)権威者暴君イメージが”事後的に逆算的に成立”し、コンクレックス構造にレバレッジがかかる」って事です。
 ↓↑
(詐欺にあった被害者が、被害金額に応じて且つ単純比例だけで無く《権威性倍増》係数かかって加害相手の悪質性を《上限エンドレス》に認知するみたいな構造。←勿論言うまでもなく犯人の悪質性はその都度の金額と一定の関係性はあるにしろ”個別”にジャーナリストや司法機関なりに判断されるべきものである。←これに対し《上限エンドレス》になってしまうと「悪魔」の概念であるとか、更にこの認知が反対に自己を卑下する方向に及ぶと《その反動・反転なので》自殺衝動などに及ぶなど、様々な展開になるワケです。所謂エスカレーションの構造です。)


■さて、経緯はともあれ、
脳は「快・不快原則」により、快だろうと不快だろうと不安だろうと『興奮』を伴えば、速攻追体・再現を自我に求めます。
この状況が過度になれば(『興奮』をつかさどる物質は”脳内麻薬”とも呼ばれますから)、「退屈だと死ぬ病」の人類は(攻撃的に能動的に動機形成が抑えつけられている場合)、是が非でも快だろうと・不快だろうと・不安だろうと(自我を煽って)『興奮』させようとします。
この一種の中毒症状のようなものが依存症です。

で、巷でいうところの”洗脳”って何かと言えば、
たとえばですよ?
「コンプレックスと反動形成をレバレッジにして、いつでも容易に不快や不安『興奮』を獲得できる保証はありません」
何故なら?
極論すれば「実際はそれほどの(脳内でハートマン軍曹化しているほどの)外的事実は”無い”」からです。
「きっとそう思っているんだろ!この悪魔」
「…。いやいや、え〜ど ゆ こ と な の?」
「いっつもしらばっくれる、嘘つき」
「えっと、、ちょっと意味合が分からないんだが」
 ↑
ネタの摺り合わせしていない漫才みたいな展開になってしまうんです。

且つ、一生懸命「自意識共犯」やって、自力でシナリオを書かないといけない。
(そういう才能は誰にでもあるものではありません。それこそ先日書いた「脳の妄想機能は芸儒家なのか?」的論議にもなる。)

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posted by kagewari at 15:10 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月14日

コメント欄開けちゃっていた記事通報者の方ありがとうございます

某日の記事にて(俺のやることなのでありがちと言えばありがちなんだが)、
コメント欄が空きっぱとなっておりました、
連絡受け閉鎖いたしました。
通報者の方ありがとうございます。

上記件は非表示となっていますが、管理画面では内容が見られるため(記載コメント内容に若干誤解あるようなので)、
その一部だけ、返信ではないですが「○○な見方をする方いらっしゃるかも知れませんが」的意味があると思いますので、それ式でちょっとコメントしておきます。



>ブラック企業が問題になっているのは日本企業は人を働かせ過ぎで、

 ↑
いえいえ、違います。
本来ブラックな雇用形態は、苦痛でもやりがいさえ演出されていれば(脳にとぅては不快であっても『興奮』伴えば快感なので)むしろ歓迎され批判の対象にはなりません。
むしろブラックなぐらいが上等だったんです。
(エリートほどそうです→高校野球に出場する野球部ほど激烈な練習をする)
(霞が関の高級官僚はそれこそ死ぬほど残業する)

ブラック企業が増えたのではありません。
『共同幻想』崩壊時代につき、運営者の”遣り甲斐”演出が(ネタバレ幻滅で)インセンティブとしての効果を失い(誰も不快興奮すらしなくなった)「そのまんま何故こんなことやらされるんだ」と批判されるようになったんです。
「ブラック企業が増えたのでは”無く”、(新卒3割退社に代表されるように)『共同幻想』崩壊につき『単独者』予備軍たる反抗者が増えたんです」

つまり観測されているのは『共同幻想』崩壊の社会現象


>長時間労働を是とする法律に変えることしかしない政治や企業

いやいやいやいや、左翼のデマゴーグに騙されないでください。
安倍政権が主導した「働き方改革」の主眼は、
・同一労働同一賃金(正規非正規の格差解消)
・残業時間の規制
上記です。
(安倍政権はこれ経済政策としてやってますんで、狙いは勤労者の所得倍増による内需拡大です。←つまり経団連に対してもっと労働者に給料を出せと、)

勿論この話は、(野党の支持組織である)労働団体の連合の合意もとりつけており、
法案設立当初は連合の神津会長とも話ついてました(内容相談して決めてますから)、
官邸で合意した神津会長もその方向で連合としても同法案に賛成するつもりだったんですが、連合内の左翼組織の突き上げで連合としての賛成を表明できなかっただけです。
(「同一労働同一賃金」は連合としても悲願だった)

勿論政権は(連合の意向を受けて)これを経済団体に持ち込み交渉し、
交換条件として「高プロ制度」の導入となるワケですが、
適応制限として’年収1000万以上としており(全労働者の3%がそこに入るかって話)
法案成立前に、維新の「高プロ打診されても断る事もできる」の修正案を飲んでいるように(政権としてはとにかく賃金上昇を勝ち取りたかったワケなので「高プロ」を飲んだのは経済団体との調整のため)、野党が(昭和のプロレスのように)法案成立を前提に前向きな修正案を出してくれれば飲んだワケです(経済団体には「野党の抵抗が厳しくて」と言い訳できる)。
ところが、
イカレポンチの立憲民主などが、安倍政権の出す法案は全部(意味も考えず)反対のポジションですから、国会対応としても無茶苦茶となり(反安倍政権のマスコミの報道も無茶苦茶で)、

法案採決時にも委員長の問責決議みたいな意味のわからない嫌がらせをしましたが、
国民民主党の方は(参議院では野党第一党なので)この動きに同調せず(これが立憲民主の枝野党首が国民民主の大塚耕平氏に「裏切り者」だかの抗議のガチャ切り電話をしたって報道の話)、参議院では大きな抵抗なく通過した背景です。
(勿論国民民主が参議院で立憲民主の動きに反対した理由は「実はこの法案に”賛成”の連合からその指示があったため」です。)

●この辺の話は、普通に公開されている報道を追えば誰でもわかることなので、
(なんでもかんでも安倍憎しで)ワケのわからない事になっている左翼のデマを鵜呑みにしないでください。

ことほど左様に、
安倍政権の(労働者のための)「働き方改革」により、
圧倒的多数の労働者の環境は以前より労働者にとってよりよいものになっています。
(同一労働同一賃金は民主党政権でもできなかった大改革です→てか、過労死事件で通常どの政権も手を出せない”電通社長”の首を取ったのも、「最低賃金」上げたのも安倍首相ですよ?)


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posted by kagewari at 04:40 | 告知 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月12日

大混乱になりつつある国際情勢

とにかくトランプ大統領が(いろんな意味で)凄い
「選挙公約でやると言ったんだからやる」
対立関係にあるサイドからの批判は「全く気にしない」
NYのリベラル系精神科医が診断したら速攻「サイコパスです」と断じるのだろうけれど(笑
見方変えれば、これほど裏の思惑が無い大統領も珍しい、

米国に対し軍事力で対抗しようって勢いの中国の経済を育てているのが米国なんだから、
大統領でなくても「バカなのか」と思うでしょうよ。
(日本も、あれほど日中友好信じて盛んにODAや技術支援してきた挙句の尖閣ですよ)

米国の対中貿易戦争の始まりで、すっかり影が薄くなってきている北朝鮮ですが、
むしろ「軍事力行使」の可能性が(僅かですが)高まっています。
理由は?
「ぶっちゃけめんどくさくなってきた」からです。
(或は「米国はそれほど暇じゃない」からでしょうか)
 ↑
金正恩はそこわかっているのだろうか、、、。
いつもの日経ビジネス鈴置高史氏も「あーもうCVIDダメかも」みたいなグダグダ感になっていると
論評されていますが、

いやそれは金正恩が押しているというより、立場を勘違いして増長しているに他ならず、
危険な兆候以外の何者でもないでしょう…。

トランプ大統領は平気でカナダとも喧嘩腰になる大統領ですよ?
(勿論そこには「プロレス」って見方もありますが、、、違うと思うんですよねww)
「(”この米国大統領である私”があんな小国に対して)友好的に、いい話を提示したのに、このあり様になるようでは彼は狂人になったとしか言えないだろう。中国の誘いに乗って態度を変えたのだとしたら愚かで悲しい事だ。」
●下手すると、今度もまたどこやらでの習近平との会談の最中に「ミサイル攻撃しちゃった」あり得るのではないかと、、、。
「近平どう思う?おっと珈琲のおかわりどうだい」とかね


経済評論家の上念氏あたりは、
「米国の貿易赤字は需要が大きすぎるから(近所では品物が足りないので隣街のスーパーマーケットに行っているだけ)」と論じてますが、
いやいや、そういう問題ちゃうと思いますぜ。
トランプ大統領は、米国にも(失業率とは関係無しに)資本集中型の製造業を回復させようとしているのであって(極論赤字額を問題視しているのでは無い)、事実、貿易戦争の煽りで中国に工場進出考えている米国企業を売国奴呼ばわりして強烈に批判してますからね。

米国への直接投資の歴史の古い日本はどうってことないでしょうが(日本が将来視野に入れているのは東南アジアなどの潜在需要なワケだし、米国との赤字はシェールオイルでも買えば解決する)、
中国はもろ被りするのでは無いですか?
(それでも日本が過去経験したプラザ合意に比べれば可愛いものですけど)

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posted by kagewari at 18:46 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月07日

退屈だと死ぬ病(補足)

「忙しいのになんだってんだ」だとか?
「あー疲れた、なんて大変なんだ、もう限界だ」であったり、
「それはパワハラなのか、鬱病なのか判別できない過労死問題やブラック企業の案件」
これらの話に前記事「退屈だと死ぬ病」が関係している可能性を論じてみたいと思います。

(今回記事は推論を含むため、ちょっと読み難い内容となってますがご了承ください。)

■前回記事を要約すると
・意図的な「仮想『抑圧』空間」におかれても人は15分と耐えられない
・退屈とは心理学的には欲求不満状態を示唆している
・退屈になると人の脳は余裕で”不快感でも刺激になればOK”状態となる
・実験によると「15分の仮想『抑圧』空間」に耐えられず電気ショックを希望する事例が多数

所謂「悩む」という言葉に代表されるメンタル問題の典型的状況は
●所謂一般的な社会生活において誰にでも発生しており、
(労働が辛くても人が仕事を選ぶ理由と同じように)心理学的第三者性から判断した場合「それはどうしちゃっているの?」な状況はどこにでも広く日常に存在しています。
「悩む」という現象は広く人類”同じ”であり(何もメンタル問題を抱える自我特有の話では”無い”)
所謂メンタル問題のように自覚されるか否かは、その現象が恒常化(や構造化)している場合の話です。
話を単純化すれば「程度や頻度の差」であり、
メンタル問題って(状況によって)誰にでも起こりえる事だって話。
(むしろ人類ヒト科固有の問題であり、メンタル病んでいる人だけの話みたいに思っていたら大きな間違いである。)

しかもですよ、
「15分の”間がもたない”」なんて状況は誰にでも起きる事です。

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posted by kagewari at 01:50 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月28日

退屈だと死ぬ病

男は退屈より電気ショックを選ぶ:研究結果
https://wired.jp/2014/07/07/men-would-rather-give-themselves-electric-shocks/
<一部抜粋>
ひとりで何もせずにじっとしているくらいなら、自分に電気ショックを与えるほうを選ぶ傾向があることが、最新研究で明らかになった。

ハーヴァード大学とヴァージニア大学のチームが『Science』誌に掲載した研究では、200人あまりを対象に、11のさまざまな実験が行われたが、基本的にはすべての実験が、何もない部屋で、何もせずに6〜15分間過ごさせるという単純な方法で行われた。

その後被験者は、「希望する場合はさきほどの電気ショックを使ってもよい」と告げられてから15分間ひとりで何もない部屋に入れられた。すると、男性被験者の67%(18名中12名)が、ひとりで過ごす退屈さを避けるために、最低1回の電気ショックを自らに与えた。また女性被験者も、1/4(24名中6名)が自らに電気ショックを施した(平均は1.47回。なお、中には15分間に190回もの電気ショックを与えた男性被験者も1名いたが、この被験者のデータは平均から除外されている)。

■心理学がよく取り扱う「欲求不満(退屈)」を甘く見ちゃいかんってことと
●「快でも不快でも脳にとって『興奮』を伴えば全部快感代謝分類」→『快感原則』そのまんま

重要なポイントは欲求不満が累積すると(しかも15分ほどの水準で)、
不快でも構わないので(快感とそれほど違いの無い優先準で)『興奮』による快感代謝が優先されるって事で、
(※何故人は「疲れた疲れた」言いながら毎日毎日仕事をしたがるのかも簡単に説明できますね)
強く、恒久的な不快感を訴える事例においても、獲得されている代償満足的な二次的利得をしっかり説明しないといかんっちゅうことです。
 ↑↓
不安や不快感が恒常化している背景に「脳がそれでもいいやと望んでいる」つーことと、
■ゴリゴリ私利私欲で自我を動かす能動性が欠けるのならば、速攻パッシブで不安ネタを思いつこうとしたり不快感に及ぶ行為を(その可能性が軽微でも)訴えてみたり、本当に強い不快感に陥り(高い興奮レベルの獲得に成功した場合→それは脳にとって成功体験となり)、半ばそこに依存する形で(脳と脳内物質の関係で言えば半ば薬物中毒的側面も加味され)不安や不快感が著しく反復再現されかねない。

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posted by kagewari at 16:03 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月23日

「妄想とは何か」

●「脳の妄想機能は芸儒家なのか?」
いきなり何かって書き出しですが、、『妄想』を複数のの角度から論証してみたい。
(勿論そのひとつは先日連載した「空耳と電波」である←これは後述)

最初の角度は「オカルト現象」から
参考となる記事がある
大宅賞作家が記録した3・11後の「霊体験」
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170809-OYT8T50014.html?from=yhd
<一部抜粋>
3年半にわたる取材を通してわかったこととは何か。「最初は気づかなかったのですが、霊体験とは『グリーフケア』(悲しみのケア)ではないかと思います。グリーフケアの『ケア』とは、『セルフケア』の『ケア』です。自分がいちばん納得する物語を創(つく)り、自らをケアする行為ではないでしょうか」と指摘。

「『霊体験』そのものは事実かどうか証明できませんが、体験した当事者にとっては『事実』です。彼らの体験を非科学的と否定せず、普通に受け止める社会になってほしい。人間は合理性だけで生きているのではない。非合理的な存在でもあることに気づいてほしいと思います」
重要なポイントは「不確定未確認な事象でもそれが当該人物には明解な事実となる」可能性です。
 ↑
引用の「霊体験」の是非を云々しているのではありません(そこは前述レポート執筆者がドキュメンタリー著作家としての見解に同意)、
●そもそも論として唯幻論的世界を生きるこの世の生物は、脳で再現される電気信号情報を”現実”として認知し、タイムラグのある「少しだけ過去を生きている」。
●言うならば「脳内で再現された仮想現実以外の方法で現実を知覚することはできない」。

●さらに”事実認定”とは(裁判所がある理由だが)主観による現実とは”別物”である。
(最近報道によく登場する第三者委員会もそれ)
報道関係で言うところの「裏取り」の話であり、この世に裁判における事実認定がある理由です。
仮に関係者全員の証言に齟齬が無くても尚、それだけでは事実の検証とならない。
被告原告いずれか一名の証言があれば、それをそのまんまカーボンコピーしてノーチェックで最高裁判決になるなんて世界はこの世に存在しない。
(今回引用のドキュメンタリー著作家の着眼点も同じ)
それらの証言から「そこにあった事実とは(ロジカル的検証を経て)どう語られればもっともそこにあったもの起きたものを表現できるか?」
描画や写術や詩的情緒要素などを第三者が客観的に検証し(裁判なら犯人の特定だけでなく被害感情や犯人の情状酌量なども踏まえ)、

「霊体験」が本当に外的事象の影響によるものかを云々することが中心では無く(個々人にとってそれは疑いようの無い現実であることを前提に)、
「そこに起きているものはなんだったのか?」を思考するものである。

■ある意味その作業は精神分析でも同じで、
精神分析は登場人物の心理的背景や傾向、更に動機形成の点から、
「そこに起きているものはなんだったのか?」を構造的に分析するものである。


■■■<話は個人レベルの”現実”論に戻るけれども>■■■
極論
「妄想とは何か」と「(個人にとっての)現実とは何か」に”区別は無く”同義語である。
だから生物は睡眠中に『夢』を”見る”ことができるのだし、
「脳内で再構築された脳内情報(当人はそれを現実と認知する)」という点で上記三者は同じだからだ。

話は60年代になりますが、
当時流行したサイケデリックなる音楽において、ドラッグをやると創造性が刺激されるのだとばかりにかの有名なビートルズでさえマリファナなどを手にした(日本では井上陽水先生なども)、
妄想と現実の狭間のナントカでって取り組みでもあったのだけれど、
現代の脳科学や心理学から考えていけば(脳は記憶をザックリとした情報に解体圧縮して適当に格納するので→故に肝心の試験の時に思い出せない)、脳内に分解圧縮格納された情報は既に情報量的にはおおよそ当時見たままを再現”できず”、
 ↓
●何故一般人は絵が下手なのか?の理由そのまんま
幻想的な妄想なのかって見えるそれは、
「これから料理を作ろうと買い揃えた食材を(手順と関係無く=論理性無しに)鍋に乱雑に投入し(カオス:混沌)その状態で「これは何の料理?」と自分に問うようなもの」なのであり、
(デジタルの世界で言えば、画像情報として再構成されたDATAを見るのでは無しに、この論理機能をスルーして、デジタル情報そのまんま01010101110011←これを見て”何?”とやっているようなもの。)
 ↑
やれ臨床ナントカが統合がどうしたとか言いだすアレのネタ元ですよ。

■何故予めフィクションだとわかっている「映画やドラマや音楽で人は感動できるのか?」
(付け加えると「自分がプレーしているワケでも無いのに何故スポーツ観戦で興奮できるのか?」)
そりゃ〜
当人の脳内再現領域に”それ”が論理的に再構築できるのであれば、
「それは疑う余地のない(個人の自我にとっては)現実だから」です。

なので(ネタに応じて)自我が再構築可能な範囲に個人差があり、
そこが「同じ映画でも感動する人しない人の差異が発生する理由」です。

あれれ?
だ  と  し  た  ら

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posted by kagewari at 17:47 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月16日

新幹線の痛ましい殺人事件を分析する

報道にしても警察の見立てにしても、
「ド素人か」と悪態をつきたくなる。
この話は(言っておくべきことはナントカ障害とか”全く関係が無い”ことと)、殺人事件に至る経緯と動機形成の推定が(心理学的には必ずしも難しい経緯では無いにも関わらず)無茶苦茶で、このブログで書いたところで社会に理解が及ぶものではないだろうけれど、
ここは書かずにおれない。

あらゆる生物には(人間の言葉の概念で言えば)一種の残虐性が備わっている(それを残虐なのだと定義する事も”ご都合主義”にも思えるんだが)。
全ての生物についての話です。
そりゃ生存競争を前提に存在しているのですから、
所謂巷の市井の人々も、残虐に切り刻まれたパック詰めの死肉をスーパーで何食わぬ顔で購入し、笑顔で「美味しい美味しい」食べているわけで、、

■とりわけ人類ヒト科においては(フロイド説が全て確定事項とは言わないが)、
快感代謝のプロセスとして、幼児期以来サディズム→マゾヒズム→性愛経済関係(或はアメとムチ)・主体的私利私欲経済→文明化された(ワビサビなども含む)高度な快感代謝などのプロセスを経る。
●ここに『退行化』という現象が関係しており、
「退行化」とは、プロ野球で説明するのが一番わかりやすい。
「スランプに陥ったので、昔のバッティングフォームに戻した」←この話
社会人の日常生活で言えば、
「就職に失敗したので、もう一度大学からやり直すことにした」←この話
誰にでもよくある話で言えば、
「どうにもホニャララがうまくいかなくなったので、初心に立ち戻ることにした」←この話
 ↑
上記説明は、時間軸的にも極々至近な(退行とも呼べない)「一歩進んで二歩下がる」程度の話です。

『退行化』というのは、そこに至る論理性は「一歩進んで二歩下がる」と同じだが、先祖返りする幅が半端無く大きいケースの話です。
●どういう経緯でそうなるのか?
前述の話がスーパーの話に喩えれば
「最近売上が落ちているから、野菜の値段を去年の安い時期に戻した」程度の話だが、
『退行化』とは、
「長年営んできたスーパーが倒産した、、リヤカーで移動販売していた時代に戻ってやり直すことにした」←これぐらいの話の事。
(※躁鬱の背景にもこの話は一部関係している)

快感代謝における”大きな失敗”など(或は権威ハードルが”凄く”高過ぎてとても選択できない行為)、が起きる時(過去にも何度も繰り返し説明してきた「冷蔵庫のプリンを勝手に食べられた心理」でお馴染みの)ある意味失った当座の利益に比例するのでは”無く”(直近の大きな失敗や選択の余地すら無い断念の思いを回収すべく報復感情を伴うような)、二次的利得において自我が均衡(満足による代謝)するためは、一次的欲求に対し「反動係数」がかかる。
経済学的に断念された欲求に対し「反動係数」なるレバレッジが(関数計算的に)かかる訳です。
(所謂欲求がエスカレーションする構造→「プリンの代わりにショートケーキ買ってきても許さない」みたいな)
 ↑
上記のプロセスを挟んで(表現を変えれば”欲求の過剰化”を伴う)『退行化』が起きる。

※厳密に言えば『退行化』と呼べない「一歩進んで二歩下がる」的な退行でも微妙な「反動係数」はかかっている、「失敗は成功のもと」みたいなイメージで「昔のフォームに戻すことにより今まで以上の成績」みたいな欲求が潜在化しているのは事実。

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タグ:反動形成
posted by kagewari at 08:35 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月09日

「空耳と電波」(補足編)

うってつけの報道がありました。
これです
通行人にしょうゆかける 中国人留学生を逮捕 「悪口言われたと思った」
http://www.iza.ne.jp/kiji/events/news/180605/evt18060520350031-n1.html
<一部引用>
同署によると、韋容疑者は調べに対し、「自宅で勉強していたら、外で話し声が聞こえ、悪口を言われていると思った」と話しているという。男性らが、犯行後、自宅に戻る韋容疑者を目撃しており、逮捕に至った。
●典型的な「空耳と電波」です

やれ2chあたりでは彼がなんとか失調症だろうだとか、知見も無く適当な事言ってますが、
そういうことは「どうだっていんです」。
「空耳と電波」現象がどのような人物達の関係性の中でどのような証言を背景に発生したのか。←ここが全てです。
(※何度も言うように「空耳と電波」現象は誰にでもあることだからです)

可能性を考える上で有意な何かを挙げるとしたらですよ、
日本語に決してネイティブほど堪能では無い留学生の耳に人の声が聞こえていた。
 ↑
これだけで十分条件なんです。

人間の聴覚性能はどちらか言えば「たいしたことが無い」ので(猫より数段劣る)、
極論、殊更関係の無い人達の発言は(先読みシミュレーションの正確性など全く期待できないので)「どうとでも聞こえる」のです。
(※前段2018年05月24日記事において、私が《既に営団地下鉄の台詞がなんだかわかった後でも尚》「発車サイン音」がどうしても「発車”酸””イオン”」に聞こえるぐらいなんですから。)
 ↑
●重要な点「え?今なんて?」だとか「(仮に瞬間湯沸かし器的に激昂し)もう一遍言ってみろ(何て言ったの?)」などのように、聞きなおすプロセスが入っていない以上(先読みシミュレーションのできない赤の他人の発言は)、にわかに「なんつった?」状態に留まるのが人類ヒト科デフォルトの聴感能力限界です。

と こ ろ が
逮捕された留学生は、躊躇なく「醤油攻撃に出た」ワケですね。
どういうことですかこれは?
(「え?」とか「あんだって?」や「もう一遍言ってみろ」でも無く)
彼には、明解にはっきりと(本来正確に聞こえる事があり得ない屋外の赤の他人の会話が)日本語を正確に聞き取る言語能力も無いのに、”こうだ”と”断定”できる恰好で聞こえたって事です。
 ↑
このように”断定”できる能力は「強迫心理」の介在無しに”不可能”です。
●言い換えれば、人間の聴感能力上も、人間の脳の能力的にも、人間の自我OSの機能的にも、
「強迫心理」の介在無しにそのような状況における事実認定の”断定”は不可能である。

彼が特殊なのでは あ り ま せ ん
状況によっては、人間はそのような本来正確に聞き取れない筈の音声が明解に自分の悪口を言っているように”本当に”聞こえることがあり得る(彼が証人)。←ここが重要なんです。
「その状況が何かは特定できないが、同じ状況が再現されるのであれば、誰でも彼と同じように”そう聞こえた”だろう」←ここが重要なんです。

■(2chの無責任な書きこみじゃないけれど)いかにもオンザレールな『共同幻想』な人がいいそうな解釈に→「ワケのわからない言葉が聞こえる病気なんだろ」みたいなアホみたいな話がありますが、
(※前回のテキスト記載してますが、心理学的にはなんちゃら病やらなんとか症やらあれこれ障害などの分類には”全く意味が無く”、全ての現象は誰の自我においても起こりえるものである。)
そもそも論として、知見の無い人は”妄想”やら”幻聴”やら”電波”やらが何ぞやを知らずに語ってますからいい加減なものです。

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タグ:強迫心理
posted by kagewari at 05:22 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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所謂臨床系の言うところの行動療法ってほど堅い話ではありませんが期待感あるアプローチだと思います
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