2017年05月24日

(つづきの前に)NHKの発達障害特集が無茶苦茶な件

先日NHKの特集でしたかね、
まったく意味不明の「発達障害なんとか」なる番組がありました。
(内容的には当事者の話を聞く的内容中心に、原因へのアプローチは”だろう”だとか”かもしれない”の域を出ない話に終始し、)
ぶっちゃけ「どんだけダメな内容なのか」とチェックしていたのですが…。

■ 根 本 的 に 大 問 題 なのが
またぞろ、いかに社会適応するまで回復するだとか、
やれ、サバン症候群ネタのように「その特殊能力が人材として求められている」だの、
ジャーナリズムは何回言えばわかるんですかね?

何 故 権威性 価値論 で”役に立つ”みたいな話をしれっと突っ込むのか!

どこの心理学に、社会の役に立つのが人格の自然な状態みたいな定義があるのかって、
もーねやってられない。
やれ”役に立つ”だの”有能である”など、
誰 が 何を 根拠に 評価できるんですか?
メディアは神様なんでしょうかね。人間の価値を定義したり、順番に並べたり、偏差値で測ったりできるしそうですよ。
馬鹿なのかと、、、。

ある意味公平に考えるなら
「まったくなんの約にも立たない存在」こそ大前提にしなくちゃいかんのだって、
人間の価値なんてものは、数字で測れるものじゃないし、
なんですか?マイクロソフトで働くと宗教的価値が高まるかのように(天国への順位でも高まるでしょうか)絶対者が評価するんでしょうか?アホかと(その成功はアップルから見れば単なる敵に過ぎないってのに?)、
どこをどうでんぐり返しすると、『共同幻想』から所得や職業で評価される人生こそが健常者のあるべき人生みたいな酔狂な話になるのかと、、

大学の研究なんてものだって、文学でも、音楽でも、
無数の何の役にも立たない失敗作などの山の上に成り立っているのであり、
野菜として食べられない植物は無価値で害悪でしかないのかって、
いつの時代の近代産業革命価値論なのかと、呆れてものが言えない。

■総じて誰でも気が付くことだけれど
いわゆる大人の発達障害などとして知られている各症状は、
状況によっては”誰にでもある現象”なんですよ。
ええ”誰にでも”です。
高所恐怖症だとか、ホラー映画が苦手な人や、ヤクザに驚かされて冷や汗ひとつかかない人なんているんでしょうか?
会社に大損害与える失敗やらかして上司に叱責される時どうなりますか?
状況に応じて(それこそ『被(こうむる)』テンションの過緊張状態にある場合)、誰でもあり得る状態なワケです(隣室の音問題だってそうです)。
 ↑↓
逆に言えばどうよ?
何故、所謂ひとつの『共同幻想』適応系人格ではその辺のテンションが沈静化できているのか?
(更に言えば無痛症の問題のように、沈静化され過ぎれば別の意味の問題も起きます。そのテンションは何から何まで問題なのだろうか?とかね)
昭和の文化人気取りな人や神経質そうなロッカーは何故全員サングラス好きなのか?

■所謂『共同幻想』適応人格の病理性みたいな発想が彼らには全く無いので、現実が見えないのですよ。こういう(わかりもしないで”理解のあるいい人番組”みたいな?)意図の分からない番組やられると本当に迷惑なんですよ。
方向性がどんぞんズレていってしまう。

そりゃね、私は先天性の問題だとか、脳機能の問題を否定しているのじゃありませんぜ。
それを前提にしても(同症状においてもリハビリってのがあるんですから)、
バックグラウンドの『共同幻想』問題の本質などを抜きに話を進めれば、どうやったってトンチンカンな話になるワケで、、
天下のNHK総合でもこの体たらくかと、
(昨今かなりアバンギャルドなNHK教育が作ればこんな中途半端な番組になってないと思われ。)

洒落にならんです。



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2017年05月18日

「自由とは何か」(1)

ちらっと『住まいの心理学』でも触れた話なのが、
にわかにご理解いただけない言語のひとつが”自由”です。

今より自由度が高くなる事は(倒錯的欲求でも無い限り)”かなり普遍的”に幸福度に関連するロジックです(心理学には絶対は無いのであくまでも有力なって水準の話ですが)。
時に、
●大きな誤解を招くのが『被(こうむる)』系の願望です。

心理学においては「本当にそれが実現したら『自意識』は素で嬉しいだろうか」←肝心要のこれがプルーフされていないって話が出てきます。
「ちょっと待てよ、この妄想が本当のホントに実現したら俺は嬉しいのだろうか?」
「あー、うーん、だよな〜、考えてみたらナイナイナイだなこれ」←自我の活動にはこれ系のナンセンス願望がすっごく多いのです。
その大半は『被(こうむる)』系の願望であると。

そもそも『被(こうむる)』って受動系の概念において主体的意思である願望がくっつくのからして論理矛盾になりますが(表現に無理ありますが→「ある意味鬱状態に陥るのが正しい」みたいな)、
思考の流れとしては、あくまでも起点が『被(こうむる)』であって、そこから願望が形成されるプロセスはルサンチマンのような(典型例は復讐心の形成)反動形成によるものです。
「なになにされたのだから、こうならないと我慢がならない」のような流れです。
 ↑
さて、ここまでの説明でバレバレとなっているように、
起点は受け身ですからその願望全体が最初から主体的なものでは”無い”事がわかります。
可能であれば「なになにされた」以前の”素の常態”の自我が思う事が本題となるべきですから。

■故に
『被(こうむる)』系の願望心理形成にはほぼ100%反動形成が関わりますから(冷蔵庫に大事にしまっていたプリンを食べられた時、同じプリンを弁済されただけでは許せなくなる倍増係数)、心理的にそうなってちゃうだけで(復讐心理で言えば「八つ裂きにしてやる」など)、素の自我がそうなったら幸福感を感じるような自由度論議とは全く別物です。
たとえば、
「八つ裂きにもこのようなメニューがありますが」のような具体論を真剣に提示されたりしても、そこにはには興味ないワケです(逆に白けてしまったり)。
その実現を「”素”の自我は望んでいない」証明です。

●誤解を招きそうなので補完しておきますが、
何も私は復讐という概念には全て反動形成が関与するから論理矛盾があるみたいな(人権派死刑反対論に出てきそうな)話をしているのではありません。
「主体的な復讐」という概念も”別途”成立するからです。
主体的な復讐とは、因果応報じゃありませんが「なになにの損失や損害があった以上、自分の主体的選択として(素で敵の命を奪う事に関心は無いが)ケジメを取る意味でこの復讐をやり遂げなければならない」のような(限りなく責任感のような)意思決定です。
もっともわかりやすいのは、
「この敗戦があったからこそ、僕は次の大会の優勝を誓った」みたいな奴。
重要なのは、主体的復讐というのは内心報復すべき相手がどうなるのかには関心が無く(それは織り込み済みで)自分が何を成して(勿論それは仇討でもいんですが)「どんなハードルを越えて自由度を拡大させたか(自分の意思を実現させたか)」となることです。

注:上記論議にも心理学の原則「結果論には意味が無い」が成立してますね。

さて、
反対に『被(こうむる)』系の願望と言うのは「あーなったらいいのに、こーなったらいいのに、死んでしまえばいいのに」的に、報復相手の結果に強い関心があり、、
妙ですよね?
芸能人のファンクラブでもあるまいし、(自分の事はそっちのけで)他人の結末に強い関心があるのですから(しかも悪感情のある相手に対して何故に自分の自我リソースをそれほど無償で提供しようとするのやら)、自我機能としてそんな欲求が素で起こりえる筈も無く、、
ほとんどの上記願望は
「ちょっと待てよ、この妄想が本当のホントに実現したら俺は嬉しいのだろうか?」
「あー、うーん、だよな〜、考えてみたらナイナイナイだなこれ」←となるのです。
(そこは強迫心理への対抗策の一つ『一拍置く』って奴です。)

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posted by kagewari at 20:24 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月11日

「強迫心理」と道徳や倫理感の結合

前回記載の補完です。

強迫心理が「何故、力学的に強迫性を発生できるのか?」については前回記載のとおりですが、
それを(典型例として『反抗期』などで)容易に覆せない理由のひとつが「道徳や倫理観との結合」です。
前回の論議でもここ若干触れてますが
>「なんかちがうと思うよ」みたいな異論はバシバシ弾圧されます。
>「そんなことを言っちゃいけない空気」も猛烈に醸成されます。

自然災害などの対抗策をシャーマンが思いついたなんて状況であれば、
「神の怒りを鎮めるための生贄の話をしているのに、反対するなんて集落が滅亡してもいいのか!」
となるワケです。

仮にそれが「常識だろ」程度の『共同幻想』に留まっても、
その異論は「非常識だ」となるのですから、
 ↓
■構造的に『共同幻想』や個人の自我内で「強迫心理」が形成された場合、自動的にそれらの概念は当該自我にとって「道徳的、倫理的に正しい概念」として認知されるのです。
(逆に言うと、『共同幻想』として概念化されていない道徳や倫理などは存在しませんから。)

鬱病などの事例においてよく耳にする「生真面目な人が多い」というのは、上記構造に合致するもので(道徳や倫理観に敏感=『共同幻想』や「強迫心理」に対するレスポンスも強い)、
アンナフロイトのなんとやらを引き合いに出すつもりはありませんが、
自然科学でいうところの生物学的原則しとして”自己保存欲求”の中で「(『共同幻想』や「強迫心理」が)あたかも自己の尊厳に関わる事項と錯覚される」事も説明するまでも無いでしょう。

何故って、道徳倫理観に関連しているのですから。

故に、思春期の『反抗期』ってのは「グレて悪い子になった」かのような体裁になるのが”論理的に正しい”のです。
カウンターの概念をもってこなければ(それは当人にとって反道徳や反社会や反倫理として自覚される)、対抗側の道徳倫理関連事項の『共同幻想』や「強迫心理」を力学的に中性化できないからです。
昭和の時代において、『単独者』がやれ「天邪鬼(あまのじゃく)」などと呼ばれた理由も同じ論理です。
「困った時のオルタナティブは脳内では馬鹿な事ジャンルである」なんてのも、全く同じ(オルタナティブ思考ってのは想定外な例外事項的選択により道徳倫理系の心理への刺激を回避するのが狙いなので)。’

メンタル問題において
●「正義感のようなもので興奮状態にある場合」←それは100%悪循環フラグなのです。

文化人類学的には、それでも日本文化は「(唯一絶対紳系では無く)善悪論も相対的で、悪く言えば融通無碍」なんて言いますが、心理学的には大変優れた潜在力であり、
諸外国に比べて、日本は心理学の理解に抵抗が少ない文化圏に属しているのも事実です。
それは=旧来の『共同幻想』の壊れやすさパフォーマンスであり、
文系化への抵抗性の軽さでもあるんですね。



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2017年05月07日

「強迫心理」の構造

そもそも「強迫心理」とは何か?
近代以前のわかりやすい『共同幻想』下で考えてみよう。
(何故『共同幻想』が関係するのかって、自我との関わりで言うなら『共同幻想』も「強迫心理」もその影響力行使の仕組みが同じだからだ。)

星読みのシャーマンが種まき時期到来を告げ、
「何々到来せば集落上げて種をまくのである」という『共同幻想』の発動により、今年も見事に種まきが終了した。
しかし、例年ではあり得ない異常気象が発生し作物に大災害が及んだとする。
自然科学の知識も無い集落は大きな不安状態になりますね(種まき日和の幻想まで危機になります)、
この時、シャーマンが「○○様がお怒りだ○○をしなければならない」と告げたり、集落の若い者が「そういえば○○の時に(いつもと違って)○○がどこそこにあったんだ(おらそれがとても変だな〜っと思っただ)」などの情報があると、
「そうだきっとこうだったのだ」というですね、おおよそ自然科学にまったく関係の無い非合理的な幻想が一発で集落に広まります。
そこに強迫的思考が成立します。
「不安を鎮静化可能な説得力による均衡」←これ鶏か卵かって論議でもあるんですが→不安の穴埋めを希求する欲求に呼応する回答候補となり→その回答が共通認識(多数決権威)になった時点で認定され、不安の穴を埋める権威的裏付けのある”何人も否定できない大正解”に化けるんです。
 ↑
勿論この現象にはレトリックがあり、合理的回答を求める自然科学の知識が無い多数決を権威としちゃっていることと、不安から強烈な欲求で答えを探す緊急性(藁をも掴むじゃないが辻褄が合えば根拠不明でもどうでもいい)、「緊急時の集団心理が非合理に多数化するゲームの理論」みたいな流れでできちゃうワケです。
(注:根本的にその集落が群れとして成立している概念からして幻想であり、それが安全保障であるとか。生産の合理性だとかの社会学的判断を有している構成員はほとんど”いない”ワケでね。→だから『共同幻想』って言うんですが、)
(注2:イジメの原則論における発生過程とも類似しているのは説明するまでもないでしょう。)

すると?
「なんかちがうと思うよ」みたいな異論はバシバシ弾圧されます。
「そんなことを言っちゃいけない空気」も猛烈に醸成されます。

●この現象が個人の自我内で起きると「強迫心理」となるんです。
(コンプレックスと言い換えても流れはほぼ同じ)
シンプルな事例で考えると
『共依存』関係の夫婦がいたとします(或は極端に権威性上下関係が強烈な王家や貴族)
依存関係なのだから、かたや権威上位者、かたや権威下位者などの演じ分けも発生し、
加害者被害者ホームドラマみたいなのも宴たけなわだと、
そこに子供が生まれた場合、人類普遍で乳幼児は知的水準から認知能力まで低いですから、眼前に展開するドラマを神話的に認知します(これも全人類普遍)、
後に自分自身の持つ交渉力などを発現・発見し、その都度反抗期を経過します。
(この反抗期アップデートにより「幼児の妄想(母を女神と勘違いなど)は現実的認知に書き換えられ」更に幼児サイドの交渉力や大人に対する恐怖は後退し積極性などに転化していく。)

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posted by kagewari at 01:09 | 心理学テキスト「Why not」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月05日

朝鮮半島における武力衝突はあり得る

過去記事でトランプ政権の隠れ民主党的リスクが心配と書いたけれども、
トランプ大統領にしてもクシュナー氏にしても「伝統の戦力の逐次投入ミスから始まる泥沼癖」があるということで、勿論彼らがそういうミスを進んでやらかしたいワケでは無い。
実際彼らが民主党のベタな支持者であれば共和党の誘いを断っていただろうし、ヒラリーの選挙戦を応援する立場だったかもしれない。
つまり(政策的思想信条は別としても)過去の民主党の”やらかし”を否定するから現状があるワケで、情報戦において(実際軍が同意していたのかわからないが)空母が既に集結しているみたいなブラフを仕掛けたのも「戦力の逐次投入愚作はやらんよ」を前面に出してる様子にも見える。

さて、現状判断ですが、
複数の評論家情報を突き合わせると
・ペンタゴンには短期間に勝利を決するような作戦シミュレーションが無い
(逆言うと「そんな作戦立案が可能なら10年前にやっていた」って話)
・現在展開中の軍事プレゼンスは主として中国と北朝鮮政府に対するブラフである
(北朝鮮の演習動画と同様に”見せる効果”が主たる目的)
・米国も北朝鮮に対する中国の影響力がそれほど期待できない事は理解している
・日本はその死生観から喧嘩上等の腰が据わっており米国の軍事的圧力を世論も支持する
・中国は既に韓国に対する十分な影響力を保持しており、米軍が韓国からの撤兵するなら朝鮮半島の統一が韓国主導で行われても”別に困らない”。
・韓国は従北左派大統領が選出されるぐらい左派に基礎票があり、仮に「一国二制度連邦制」による朝鮮半島統一を行った場合(北は党の指導により金正恩の支持率100%の可能性もあるので)、民主的に初代大統領が金正恩になっても驚かない状況となる。
・トランプ大統領は「韓国はTHAADミサイルの料金払え」だとか、別段従北左派大統領が選出されようが構わんよの姿勢を示している。

米国、中国の思惑を先読みしていくと

■仮に六か国協議など外交手段で解決するとしたら(北も受け入れ可能な案があるとすれば)
「一国二制度連邦制(首都は平壌)、暗黙の了解で大統領は金正恩、核放棄と中立宣言(米国は撤兵)みたいなダイナミックな提案が可能な場合」だろうけど、、
こんなんバレたら韓国軍は速攻クーデターでしょう(笑
(クーデターでなくとも、韓国軍が唐突に先制攻撃しても上記合意を阻止できる)
中国としても親中派傀儡政権から大統領じゃないと受け入れない(中国は金正恩NGだから)。
 ↑
などなど諸般の情勢考えると「まーそのままでは無理」ですわね。


●クシュナー氏の腹は「核実験の凍結宣言」で十分大成果と思ってるのかも知れないが、
中途半端過ぎて北は飲めないだろうし、そんな条件では米軍も平和条約やら韓国撤兵を飲めない。
(ペンタゴンとのコンセンサスが得られているのかどうにも信用できないのですよ、、)

あらゆる可能性、あらゆる関係国の思惑にとって共通するのは?
「金正恩はNGだ」です。
最も平和的な解決策は「金正恩の亡命」ですが、
しかしの可能性は最も低い。

■米軍には短期間に勝利を決する作戦シミュレーションはありませんが、
ありませんが、
中国人民解放軍との共同作戦なら「あり得る」のです。
まず、韓国ソウル防衛のためにまず米軍により38度線の砲兵軍をMOABで爆撃(更地に)
ピンポイント爆撃で核関連施設と金正恩暗殺を試みる(韓国米軍基地と日本に向けて数発発射されるミサイルは迎撃)、時を待たずに瀋陽軍区を中核とする解放軍が北朝鮮へ侵攻し(米軍も少人数の特殊部隊だけ上陸)北朝鮮軍部による臨時政府樹立を”支援”し非核化宣言。
 ↑
ここに収束する方向であれば「軍事力行使の可能性は十分にあり得る」。
(或はその動きを壊そうとする反対方向の軍事力行使を含めて)

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posted by kagewari at 03:38 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月02日

国際関係における心理学

ある意味ひとつの『共同幻想』特有の誤解って奴でしょうか、
『単独者』論でも時々書いてきたことですが、言語や国籍などという部分の(時限的な部分はあるにせよ)同時代を生きる個体にとっては事実上普遍的な『共同幻想』は、幻想では無いワケで、『単独者』化が進んでも壊れません。
固定的『共同幻想』とでも言えばいいスかね、

更に付け加えると『単独者』の個人的自由を阻害しない概念は、崩壊云々論議の枠外なのだから”崩壊する必然性”や必要性が無いのです。←そうでなければ『単独者』は全員がフリーJAZZ志向であるみたいなド・ナンセンスになっちゃうワケで、「言語を捨てる自由」があるとも思えませんからね。「音階を捨てる音楽」じゃなけれど根本的な論理矛盾に行きついちゃいますから。
(ちなみに関連として「方言などの存在によるローカル『共同幻想』の壊れ難さ」ってのがある)

■通常あたかも自分の思考に特定の人格に偏向していると自覚することは無い。
実際に偏向が存在していてもです、
誰でもが「そういうもの」なのです。
(そんな事に自覚があったら、脳の中の人のまた奥に中の人が別にいるみたいな話になる、)
国際間における偏向差ってのを体感できるような説明となると、帰国子女の方にしか実感わかない話になってしまうので、
それに類似している「ローカル『共同幻想』間の偏向差」で説明していきましょう。

「あ〜○○の人はいっつもそうなんだよね」
「うちらだと○○と言えば○○だけれども、○○の人に話したらなんだそれって」
「そうですね○○地方では○○の事を○○と呼んで、一種の土着信仰というかそんな側面もありますね」
「え、もう一度言ってもらえませんか、ちょっと言葉の意味が、、」

つまりそれこそ『共同幻想』なワケだから、まず共通認識として言葉が通じる通じないって水準の差異があるワケです。そして地元の言葉が通じない相手との間には、その背景を成す共通体験としての文化的実体験に基づく何かがあるで無し、同じ共同体の構成員と認識する事はなかなか無いワケです。
●その場合お互い『共同幻想』である言葉を捨ててむしろジェスチャーに切り替える方が意思疎通ができるようになったりする(この辺は言語学的不思議でもある)。
無茶でも「全員英語で話せや」など無理筋を提案する人が時々いますが、発想自体は理解できるとこもあります(しかし運用上無理ってことで)。←ちなみに「英語で話し出すと微妙に人格も変わる」ってアレも言語的不思議のひとつでしょうね。

さて、ジェスチャーなど意図的に情報を簡素化して共有認識の水準を上げるの反対は?
「頑なに自分サイドの言葉に拘る」事ですね。
そして、地域ローカル『共同幻想』で最も大事なことは?
「ここの方言でしゃべれや」であると、
(だいたいこの流れで『共同幻想』が政治的保守性と不可分であることがご理解いただけると思います。)

ちょっと話逸れますが、
地域ローカルの独自性は国全体から見れば個別性、個性ですよね?
「ここの方言でしゃべれ」の下には「自分の言葉で話せ」なる言語表現があります。
個別性を更に細かくしていくと、個人に行きつく→『単独者』って奴で、
地域ローカル『共同幻想』ってのは、自分の使いこなす方言が同時に自分の個性である場合、「偶然それを共有している構成員も存在するけども」当事者にとっては個性です(認知上は『単独者』的ですらあり得る)。
昭和の歌謡曲じゃありませんが、
「大阪で〜うまれた〜女やさかい〜東京へは〜」
上記言語は共同体意識として語られているワケじゃ〜ありませんから。
『共同幻想』ってのは、それを共有する「個人体験」なのであり、当事者の認知は自分の個性です。

何の話をしとるのかなかなかピンとこない方いらっしゃるかもですが、
だからこそ、地域ローカル『共同幻想』に対する不安要因であるとか(東京の官僚から行政区分がどうしたの提案がくるとか)、震災など安全保障上の問題がある時、『共同幻想』って当事者の認知は自分の個性だから→「自分の事のように思える」のです。

更に言えば、高校野球の時のように、
「自分の事のように郷土の高校を応援したり、別の『共同幻想』社会を(それだけの理由で)余裕で敵として認定もできる」
という構造になってます。

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posted by kagewari at 12:04 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月29日

理想主義

現実主義(リアリズム)の対立概念として、
理想主義(アイデアリズム)ってのがあります。
Idealism、ideaからくる言葉で勿論ideaってのは「アイデア」の言語的元ネタです。

時に「お花菜畑のユートピア思想」みたいな意味合いで語られる場合もありますが、
「何かアイデアないの?」って状況は前述と全く違いますよね。
言うならば前例踏襲的な鉄板の合理性がリアリズムであるなら、パスカルの賭けも込みで「その手があるかも」ってチャレンジが理想主義って話になる。
(実運用上は単なる理想主義では無く「理想実現主義」みたいな事になるのかな、)
なんだか、実運用上はオルタナティブ(有効性が高い二番煎じみたいな意味です)にも似てますが、
理想主義の戦術論にオルタナティブも含まれるっちゅう事なんでしょう。

さて、ここで論議したいのは、
現実主義者から言えば「馬鹿みたいな事」でしか過ぎない理想主義、
しかし、何か袋小路で詰んだ状況になれば「誰かアイデアないの?」となるのでありまして、
発明や革命や文明の発達は理想主義があるから成立しており、
アイデアとは既得権威を含む”現実”なるものを破壊する概念です。
(そもそもideaからして観念って意味ですし)

まーね、そこはそこ、
現実主義なんて言っても「現在の物理学で理解できている事象なんてものは極めて限定的」なので、現実主義ほど不完全なものは無いって裏設定あっての話ですが、

■考えるポイントとして
アイデアってのは総じて「バッカみたい」とか言われちゃうジャンルの中にある(笑
ってなところですよ。
つまり安易に「そんな馬鹿な」とか言っちゃうとアイデアは枯渇しちゃうのです。
「いい意味でのダメ人間論が『単独者』である」なんて説明も同じ目線の話でありまして。

相対論で言えば
●何か袋小路で詰んだ状況にある時、
「抜け出す答えは、その時の自分にとってすっごく馬鹿みたいな事だと思っている選択肢の中にある」つー事なのでしょう。
つまり「強迫心理」とは脳内で「そんな馬鹿な」を連発する中の人である。



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2017年04月20日

北朝鮮危機の今後はまったく不透明なままとなる

何か米国の爆撃可能性が沈静化したかの雰囲気になってますが、
自体は何一つ解決していませんから。
双方体制が整うまでの小休止のようなものでしょう。

トランプ大統領の圧力で中国が動いたとされている件も
「15日には何もしないように」までが限界でしょう。
(習近平も首脳会談で「言うほど中国には影響力が無い」と語っていた件も報道されている状況ですし)
むしろ昨今米国から
「いやいや交渉がまず大事だから」なんて意図不明な発言も出ていますが、
正直なところ、高官や報道官クラスの発言に明らかに統一感が無く、トランプ大統領周辺のごく一部しか今後のシナリオを知らないって事でしょう。

空母(があれもないとこいってるよの)の一件からわかるように、
現在のシナリオを進めているのは、(娘イバンカ女史の夫)クシュナー氏あたりで、ペンタゴンでは無い(てかペンタゴンも詳細を知らされていない)。
●これこそやっかいな部分で
(軍人こそ最も戦争を避けようとしますから。)
軍との意思統一無しにホワイトハウスが軍事力行使を含む外交オプションを考えている証明です。

現状トランプ大統領は何一つ北朝鮮との間で成果を挙げておらず、
北朝鮮から譲歩を引き出せる目算もどこにもありません。
むしろ軍事力行使を全面に押し出して北朝鮮からの交渉を促す運用も中途半端になっているため、ブラフどころか軽く見られている節もあり、
逆に(今度は次のフェーズと)軍事力行使の可能性が高まってしまったと考えるのが筋でしょう。

表現悪いですけど
「銃の扱いも知らない素人がいらんことするから余計話がややこやしくなった」みたいなものです。
(この辺、米国民主党やトランプ政権内の隠れ民主党系の人材にはどうにも信用がおけなくてですね、、)
仮にこのまま硬直化すれば、数年内に北朝鮮は米国本土に到達するICBM乃至SLBM開発に成功するでしょう。こうなると北朝鮮に非核化を促すどころか平和条約の条件として核保有を認める方向に押しこまれるだけです。
ひょっとすると、唐突に米国世論がパニックになるかも知れない。
それは北朝鮮の思うつぼで、自動的に韓国からの米軍撤退などの譲歩を引き出せます。

北朝鮮も北朝鮮で、よく言えば彼らの思惑には理由も無く他国を攻撃する意思はありません。
(あるといってもせいぜいが韓国への侵攻ですが、現在韓国は従北系左翼が政権取りそうな勢いなので、武力行使より中国の左傾化工作に乗っかる方がよっぽどコストパフォーマンスが高い。)
外国からの武力による体制変化を防ぐための核兵器であり、
中東含むあやしげな武器輸出や核技術流出も米国主体の経済制裁があるからです。
ところが、体制維持のために戦国時代でもあるまいし兄は外国で暗殺する、他国への工作において拉致誘拐をする、資金調達のために覚せい剤の輸出をする、必要に応じてテロもやる、国内において数えきれない粛清をやると、
近代以前かよって独裁者に核兵器のボタンを渡すような話になります。

●先進国の論理や左翼のポリコレな高尚な話は通用せんのです、

→続きを読む

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2017年04月12日

トランプ大統領の今後(Xデーはあるか)

不本意にも右派論客の位置付けとなっている三浦瑠璃さんが某対談で予言していましたが、
「トランプ政権を動かしていくのは、娘夫妻イバンカ・クシュナーだ」

実際その線であたっていたようです(NSCからバノン氏解任とか)。
安全保障という部分で言えば娘婿でありユダヤ人でもあるクシュナー氏がポイントになるのでしょう。

彼は何者か?
(wiki見るだけでも面白いので興味のある方はどうぞ)
wikiのリンクに以下もあります
http://toyokeizai.net/articles/-/145999
オカルト的に笑っちゃうところは(ジョークですよジョーク)
彼が一躍有名になった不動産購入が
「マンハッタン5番街”666”番地の41階建てビル」ってところですかね(笑
前述リンクの興味深いところ引用すると以下
(自分が所有するメディアの記者によるトランプ批判記事がネット批判で炎上し、問題となった事を受けたクシュナー批判への回答)
「私が見るところ、『レイシスト』『反ユダヤ主義者』といった非難があまりにも無頓着にやり取りされており、そうした言葉が意味を失ってしまいかねない」


トランプ氏も元々民主党支持者?な話もありますが、
wikiによればクシュナー氏の(脱税、証人買収、違法献金で実刑受けた)父親が民主党の大口献金者として(ヒラリー支持者としても)有名だったのは確定事項です。
詳しくは以下
http://forbesjapan.com/articles/detail/15704
とても興味深いところ引用すると以下
クシュナーはこうした矛盾に対する答えとして、自分にはドナルド・トランプに対する揺るぎない信頼があると語る。そしてその信頼は、十数年にわたる関係で蓄積してきた「データ」によって裏付けられているのだという。
「自分が良く知っている人について、誰かが『あいつはひどい人間だ』と言ったとしても、自分の考えを変えたりはしない。自分には経験やそれに基づいたデータがあり、そうした人々よりもはるかに多くの知識がある」
トランプの世界観については「米国の大統領を選ぶ選挙で、米国を第一に優先し、グローバル主義者ではなく国家主義者になるという立場を示すことが、それほど問題だとは思わない」と語る。

自身の政治的立場についてはこう語る。
「まだ決めていない。変化しているところだ。民主党に賛同できない点はあるし、共和党にも賛同できない点はある。政界は既存の枠に人々を当てはめようとする。トランプは自分自身の枠を作っていると思う。良いところを掛け合わせ、駄目なところを捨てて」


■何物かさっぱりわかりませんね(笑
しかして、
イバンカ女史もそうですが、
クシュナー氏にも共有する強いキャラクターとして各情報に共通するのは
「強烈なロイヤリティ(忠誠心)」であることに間違い無いようです。

三浦瑠璃さんじゃないですが、
私も「基本的に戦争を忌避するのは保守派であり軍人である」と思っています。
(戦争のプロこそ最も戦争を避けようとする。←軍人の本職は戦争では無く「有事に備える(練習)」事であり、「安全保障(戦争を起こさない均衡状態の構築)」です。)

ですから、
半分勘もあるんですが、米国においては「共和党よりとっぽど民主党のが危なっかしい」と考えており(どこから見てもトランプ大統領の一側面は”隠れ民主党”である)、

世界の誰しもが間違った戦争と評価している「イラク戦争」は(その当時から私ブログでも書いてますが)「事の是非はともかく”わかりやすく極めてアメリカ的な戦争”(泥沼では無い)」だと思っています。
大量破壊兵器は無かったじゃないかみたいなアホみたいな評論ありますが(てかこれがイラク戦争の評論として圧倒的ですわね)、
 ↓
「どこ見とんのか?」って話です、
当時のブッシュ大統領の振る舞い見ていれば「大量破壊兵器がどうしたなんて枕詞に意味なんかネーよ」ってバレバレだったと(少なくとも俺は疑う余地無くそう思ったぞ)。
フセインに対しバーボン一杯ひっかけてガンベルトを巻いたブッシュが
「親父馬鹿にされて俺が黙ってる男だと思うのか、さあ抜いてみろカス」
これがイラク戦争の全てじゃないですか、、、と思うんだけど。

少なくとも、ブッシュのやらかした戦争は第三次世界大戦に及ぶような戦争では”無い”。
ここがポイント。
(補足すると「イラクと米国のタイマン勝負であって、他所の国はひっこんでろ」←がブッシュの認識だったと判断してます。)
■結果としてフセイン残党がISISとなってしまうのですが(ここにも言いたいことありますが、公にするとあまりにも不見識な発言にもなりそうなので控えます)、
さて、どうでしょう。
 ↓
イラク戦争も現行のシリアも重要なプレーヤーは「中東におけるバース党(反西欧系社会主義みたいなアラブ民族主義)」です(ここが中東問題の隠れ設定であり)。
この視点で見れば、シリアのアサドもISISも似た者同士なワケで(笑

そしてー(ほんとかどうかはともかく)
一部(外交筋の)識者が言うにはだ、
「北朝鮮とISISには関係性あるよ」だって。

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posted by kagewari at 04:23 | 精神分析時事放談 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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